うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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横井 信
雨あがる畑の隅で初生りのきゅうりをかじる夏のはじまり
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海野 冬雪
半ばにて 命尽き人 子と父が 骨を納めた きっと子は発つ
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トウジさん
現実に悪態吐くはモノローグ時に聞きたし穏やかな声
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継海
寿命まで統計にする愚かさや天命背負い落つる花あり
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へし切
うつせみの空しき心地にも似たる借れる身なれど何愛しむらむ
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音蔵 雅秀
湯に入りて 身体解せどなかなかに 固きこの身は手強きものかな
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音蔵 雅秀
世に居ない歌手の演歌を聴いている 当然のごと でも不思議では
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音蔵 雅秀
桜葉を 日傘雨傘代わりにし 赤み増しゆく さくらんぼ生る
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桜田 武
公園の葉桜告げる春の終わり温暖化の暑き夏は怖く
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Aquarius
１００パーのハードル高い予知よりもかも知れないの予測簡単
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横井 信
大雨も朝にはあがりひんやりとしめった畑でじゃがいもを掘る
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沢瀉
褄黒の 破れし翅の 肩先に 供した蜜や 尽きぬ丈夫
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ＫＥＮ
ただいちりん濡れて唄ひぬハレルヤと 雨の片隅パプリカの花
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痴光山
レジの前小銭を出し、戻す指もつれ値段また見て 後ろ固まる
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ななかまど
かすめゆく台風一号皐月尽思えば夏日多かりし月
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Aquarius
洗面所小さな窓を嵌めるにはまた震度５で捻るしかない
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音蔵 雅秀
人いれば そこは貴重な人命を 預かる場所に 全てがさなり
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音蔵 雅秀
七十九 来し方長くも短くも 色々あれど よくぞ生き来し
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音蔵 雅秀
楓とぞ思い込みしが 椎の木か 白き紐状花で判明
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舞
神さびた古き社はいささかの木々を鳴らして風の音のみ
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