うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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西手心黒
「また来年」と告げる上司が判子つく年の瀬に残業を一時間足す
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鳴海青
場所はある舞い散る先は迷うほど灰になるかな熱くないけど
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鳴海青
老兵はあわいに迷う傍観者外した裏地今日は付けよう
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ぐっしょう
澄み渡る 冬青空に搖らぐ紫烟問ふものもなく 思ふ我が末
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鳴海青
峰々も吐息も白く荒涼にモヒカン揺らすそれは真風か
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鳴海青
藻掻いても搦め手諭く逃げ出せずツルが延び来る春待ちの月
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西手心黒
水鳥は人知れずこそかいており言ふにあらねど咲かせまほしや
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西手心黒
欲ずくで狐が庄屋を誑かす猟師は野をゆく愚かになりて
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鳴海青
還る年受けた花束色あせて髪粉を落とす私雨で
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あかぎり
画面煌々 響く打鍵音 師走の夜に衣重ねて
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あかぎり
寝なねばと明日の昼間を案ずれど 光る画面と瞼とじれず
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西手心黒
荒海の狂いたるなか手は止めず呪文つぶやく「一陽来復」
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西手心黒
並びての横を無言でゆく人もほのと輝く人生があり
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夕夏
きったきをこまかくきってのやきするほのおがたたぬようにきづかい
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西手心黒
早朝に白衣に似たる息零す封切るおにぎりバーナーの横
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聴雨
糸を組み時を結びてひたすらに綾とる指の所作の貴やか
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滝川昌之
週末がまだ貴重だといるうちは現役なのさと起きる月曜
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敦希
小春日の憂き他行の途 目路留む 明け暮れになき景の彩
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聴雨
神を生み草花の種を運ぶといふ糞にしかない聖職がある
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だいのじ
押印欄 デジタル化進み減少し 手間減る以上に軋轢は増え
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