うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
ヨットの帆おほきな鮫の背鰭みたい風はらんだら突き進むだけ
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詠み人知らず
サーファーら切開しながら縫合する海の下腹部わたしの足ぬらす
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矢島 聡
黒い夜 秋雨しづく 虫の音に 重なり深く 沈む丑の刻
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ふじこ
うっすらと色づく木々の葉をゆらしそっと運ぶは秋色の風
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水色一揆
古き人しおり糸引き遠ざかる夕べの雲の永劫回帰
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舞
萩咲きて荒れたるままの生け垣に花見る頃の秋はつましく
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新座の迷い人
昨日の 地震ニュースに 驚きて ネーム忘れし 見舞い申します
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吉野 鮎
參道に咲き零る萩花の道秋つれる風と朝を歩めり
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吉野 鮎
藥師寺に參る木陰に咲きゆれる秋萩ちさき紅いろ白いろ
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吉野 鮎
秋篠の川堤に咲く葛の花あまき香りの鞠あかむらさきを
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吉野 鮎
川堤に生ひ茂る葛籠編むと蔓刈る人にその花を乞ふ
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吉野 鮎
匂ひたつ甘き香りの葛の花その根に生ひて幾年瀬や經る
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灰色猫
泡の立つプロセッコの金色はガーデンテラスに華やぎを添え
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灰色猫
娘らは素足染めつつ葡萄踏む祝いの楽に奏でられつつ
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コタロー
カップルも親子外人犬までも海が好きなり笑ひをるなり
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コタロー
澤山の家族連れ等が裾捲り波間に搖れて笑ひをるなり
9
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コタロー
透明な淺瀬の波を眺めれば少し沖より魚がジャンプ
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コタロー
吹く風に潮の香りを嗅ぎながら小さき卷貝動くを見たり
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コタロー
潮風に大きく羽根を廣げつつゆつくりゆつくり鳶は廻る
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大上
幾年も畑に坐る我が祖父よ変はらぬ時を長く願つて
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