うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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銀
来春の花は望めぬ廃墟から魂を抜く行いを見る
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銀
生くるため誰かの命が生みだした生に抗うという錠を飲み干す
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狭間
道すがら やさしく撫ぜる 秋の風 足取り軽く 趣くまま
1
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千映
この秋に初めて指先冷たくて文字打ちながら両手こする夜
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内藤芽亞
寒い夜冷えた体が氷のよう早くお風呂で溶けて消えたい
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明星
秋らしくなる庭の隅みつけたる青い一輪の朝顏の咲き
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タケディオトドス
雨ばかり降っていないで晴れよ来て見づらい外に行けないからね
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明星
柿の木に戀し色づきちやうどよし寫眞にとりて眺めて一人
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秋日好
日没を見送る窓と傾いた月過る窓 間に私
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灰色猫
夜空へと召された獅子が零しゆく涙の粒は流星群に
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灰色猫
封切ればとても涼しい筆跡で郷里の風の香りあふれて
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灰色猫
神無月ひとり参道登りゆく挨拶しつつ笑顔かわしつ
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石川順一
暑すぎてシャワーに変える三日目に明日はお湯張るそんな気がする
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内藤芽亞
手花火を夏の供養に一つ燃す落ちた火玉を秋風冷やす
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詠み人知らず
ヨットを見ているだけの日曜日九月の陽射し素足に降り積む
7
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さゆ
やわらかな光をはなつ存在感 ところできみは、どこからきたの？
7
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さゆ
つややかな光やわらかに方解石透きとおるみどりは塩酸で溶ける
4
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夢士
真夏日の太陽沈み神無月北風ヒューと真冬日の夜
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藍子
小春日にゆっくり流れる秋の時吹く風優しく頬撫でて行く
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藍子
一面に秋桜の咲く休耕田紅一色で風を含みて
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