うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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横井 信
公園の遊具のそばで夏草は降り出す雨にやさしく香る
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仙人の弟子
しっとりと あじさいの花 雨化粧 空き家の庭に 彩そえて
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只野ハル
水入らぬ田んぼの増えて寂しけり燕も避けて飛び去って行く
1
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只野ハル
ビオラ抜き植栽耕し畝作るポーチュラカ植えるまであと少し
1
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只野ハル
呑み足りぬより酔い足りぬまだどこか冷めてる自分が寂しがる
0
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只野ハル
残らない短期記憶目の前の君の名前もすぐに消えてく
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只野ハル
隠してる心の闇に蓋をして自分にさえも嘘をついてる
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灰色猫
罪もない人々がみなつみびとと知るまで眠れないのねイエス
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灰色猫
水晶の眠りに落ちる人類をまた壊してね愛しいゴジラ
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灰色猫
ぎいぎいと縫つてください反対のことばかり云ふうすいくちびる
6
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灰色猫
もう人と接することのないようにウォーターバコパの陰で生く夏
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ななかまど
梅雨まえの晴天うれし畑にある野菜の育ち物価ほどなり
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海野 冬雪
この先は生きることは老いること 生きる老いる なお老いなお行き
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へし切
ごめんねと言わせてごめん 思いやり お互い様と交わす挨拶
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天野まどか
乳色の霞の中に鉄塔が意志のごとくに突き立って居り
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音蔵 雅秀
蛍描く 儚な光りを追いゆかば 懐かし人に逢える気のする
6
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音蔵 雅秀
風渡り揺れる湖面に やわらかな 薄紅浮き立つ 蓮池の初夏
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音蔵 雅秀
己が身を解しながらに 浮かぶ歌 スマホにメモる 極楽の時
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舞
校庭のトラック駆ける祝祭の日々に棲む者オリンポスの子ら
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畑中
轟々と貨物列車の現れぬ玉葱を干す軒の蔭から
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