うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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灰色猫
日ノ本に生まれしことの幸運に感謝をしつつ生きゆかざらば
8
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横井 信
たおやかに風に吹かれて落ちてゆく椿の花に夕陽のあかり
9
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わかばみち
書き付けや書の手習いが時を経て国宝になる古代の木片
12
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ガビー
寒波来て砂目の立てる公園に 忘れられたる虹色シャトル
2
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ななかまど
絆とふ人と人とのつながりを試しておりぬコロナウィルス
11
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詠み人知らず
バンギャを 卒業して モードな服に 黒服くれた 友の計らい
3
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名鈴
死ぬる際 辛くして知る 身の内の 何にも勝る 宝の命
11
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音弥
柔と剛理と非も合わせ持つ上に風雅を解する精神を欲す
8
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桃山
日々使う言葉の語源調べては知るを喜び知りて驚く
8
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夏深
戦争のために作られたウィルスが焼夷弾のよに降り注ぐ街
4
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夏深
野も山もこの世の全て猫も蝶も君にあげよう誕生おめでと
4
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舞
甘苦い思い出笑いするくらい歳をとったと妻に笑われ
4
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恣翁
昨日より洗ひ置きたる硯さへ こほりつきける手水場の寒
14
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び わ
我慢してロシアに勝った小国がアジア諸国に勇気をあたえ
3
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詠み人知らず
石橋を 割れるまで叩き 遠回り 性格の曲者 時は守りし
4
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つばす
キヌサヤの種をまいて二週間 やっと芽が出た春への一歩
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横井 信
ただ風の冷たく残る夕暮れに雪のなごりの雲はかがやく
14
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草木藍
菜を刻む青き高菜の香り立ち思わず息を深く吸い込む
8
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うすべに
おそろいの毛糸の帽子ひだまりで 孫に手を振る冬の公園
6
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草木藍
陽光にきらめく海を見下ろして国道走るたおやかな時間
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