うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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トウジさん
円居けむ草庵に撒きたるも新屋あらむも撒かぬ鬼打ち
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武蔵野
歌流れ 頬を刺す怖さ があっても 曲がりくねった 迷路でさがす
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武蔵野
歌流れ 苦い涙を かじっても しがみつくより 君強くなれ
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ななかまど
木の枝の小さき綿雪ぽったらと落ちてまろべば子の俵雪
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舞
月なくに雪ほの明かりいず方へ訪ねてゆくや雪鳴りの音
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灰色猫
絶望の痛み語らふ刻まれし手首の傷を認め合いつつ
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横井 信
蝋梅の香りのひらく街角に集う小鳥の甘いささやき
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横井 信
ただいまとそっと交わしたひと言に気持ち安らぐコロナ禍の冬
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舞
咳をしてもコロナ尾崎放哉コロナにないてわたしも一人山頭火
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只野ハル
ありそうにないありそうでないフィクションに我を忘れる夜が更ける
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トウジさん
疫病は介せぬ処に潜みおりまさか蝙蝠思いもよらず
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ななかまど
如月の声きけおればわずかにも雪の肌のいろ温みたり
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名鈴
古に 御坐しましたる 大王の 功ぞ今に 伝へ語らる
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桃山
新しくめくれば開く花園はひと月間の瞳の癒し
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舞
僕の折る紙ヒコーキは何故かしらクルリと墜ちて空へ帰れず
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シダ
よにふりて破れすの身をおく室にただしら雪の冷え落つを聞く
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シダ
おく山にふみわけ入りて求めしもよめば暗きにかげぞ見えざる
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び わ
日露戦勝った日本は変様す大日本主義アジア軽んじ
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シダ
花盛る花の都のはなやぎは舞ひける花の散りてこそなれ
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夏深
星屑の意味さえ忘れ毎日に心擦り切れ占う星座
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