うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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草木藍
天覆うあまたの星に酔いしれて空に溶けゆく八重岳山頂
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草木藍
伊江島に沈む夕陽を眺めつつ星待つ山頂ほととぎす鳴く
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うすべに
あまだれのひとつぶごとにおじぎする 笹の末葉にたなばたの歌
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滝川昌之
素鵞川が出雲大社の境内に無数の縁ホタル灯して
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夢花火
日の暑さ 熱中症に 気を付けて 歩く先には 陽炎ゆらり
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秋日好
麓には竹藪煙る里山の梅雨もたけなわ湿度が沁みる
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音蔵 雅秀
ベッドにて身体解しつ見上ぐ空 梅雨らしからぬ青の一色
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音蔵 雅秀
夜半より バケツ返しの雨が降る 水の被害が出ねば良けれど
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恵雪
空梅雨の汚名雪がむとばかりの雨はしとどに杜煙らせて
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詠み人知らず
梅雨闇の向かふを透かし見るがごと背伸びしてゐる萱草の花
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詠み人知らず
水無月の最初の桃は水よりも水のごとくに喉うるほせり
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兎桃
機械故植ゑ損ふは仕方なし空ける所に苗差し置けり
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うすべに
たまゆらに露なす葦をきらめかせ 雲の切れ間をわたる月影
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滝川昌之
頭までずしりと重くのしかかる鈍色の梅雨前線の圧
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痴光山
今朝も梅雨意を決め土手の散策へ 傘の中から歌草探す
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高松 蓮
昼間から変わらぬ白い空の下 かすかに漂う 蚊取り線香
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詠み人知らず
雲ながる 東風もわきたち 遠峯の おろす息吹きに 人もながるる
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音蔵 雅秀
窓開けて風を待てども 熱気のみ 待てど暮らせど そよりとも無し
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音蔵 雅秀
よく聴かば 野鳥の声も面白し 鳴き方様々 自然の奏で
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恣翁
池の面や 風を孕まぬ夜の影に圧されて伸すに 瀕死なるらむ
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