林歌さん
のうた一覧
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定置網に濡れ羽を干せる鵜の影もかすみて消ゆる朝凪の海
令和八年五月二十一日
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連作の十首在中封筒に柏手打ちてポストへ落とす
令和八年五月十九日
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細雪ただよう岸に初柳の花か雪かと土手下りゆく
令和八年三月十日
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柳の下まで行くと、白い花にほんの...
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綿津見の祠のふもと薄氷とけ満ち来る潮にかもの羽音す
令和八年二月十四日
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モンペは、川を流れる薄氷
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吹雪くらし岬の沖は雪の幕曳くがに降りてすべてを閉ざせり
令和八年二月二十一日
7
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はじめての雪つむ朝あたたかく山はふっくらふくらみにけり
令和八年二月二十三日
7
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かき曇りやまぬ霰や日が照れば光りて降りて転がりとける
令和八年二月二十四日
7
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肩を貸し独居の主を送りなば日焼けた表札家族の名あり
令和八年二月二十七日
7
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雪の量減りて白銀沈みゆき畑のかたち透けそむるかな
令和八年三月三日
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紅さして襟にたわめる黒髪に舞いおつ風花とらえてみたし
令和八年二月二十日
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焦げつきを剥ぎとるごときブルのおと固き路面の排雪はじまる
令和八年二月二十二日
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肌寒き部屋に冬あけ目覚めしやカメムシひとつ照明を打つ
令和八年三月十一日
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魚鷹の来たると聞きて空見上げしばし探しぬ春告ぐる影
令和八年三月十八日
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こちらではミサゴのことも春告鳥と...
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特大の十勝おはぎが並ぶ日ぞみなも召しませ弥陀も召しませ
令和八年三月二十日
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こちらでは、ぼたもちとはあまり言...
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彼岸荒れ過ぎて冬去り土を融く日差しの中に花ぞ群れなむ
令和八年三月二十一日
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まもなく野山は春植物(スプリング...
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冬枯れの折れ枝受け止め呑込みし残雪とけなば土に還らむ
令和八年三月二十二日
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林の道には、アカシヤのさや・はげ...
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鈍色の神楽鈴なり桐の実子割れて残れる枝のさやけさ
令和八年三月二十九日
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家のなき丘に街灯の伸びる宵狐火聴きし奇に包まる
令和八年四月四日
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リラ冷えの雲のくらさよパラ雨よくるか頭痛よ軽く過ぎされ
令和八年五月二十八日
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窓枠に沸き出で流る白き雲伏せゐる吾は青空へ落つ
令和八年五月三十日
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空に落ちる は、アルルカンの曲名...
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