詠み人知らずさん
のうた一覧
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君がため惜しからざりし命とは殺されるための命ではない
平成三十一年二月九日
10
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目の前で泣いてる私は放置して知らぬ子のためチャリティー活動
平成三十一年二月九日
10
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仮初めの長い平和の猿真似が日光浴びて砂と散りゆく
平成三十一年二月九日
6
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2年前あなたにもらった腕時計 ベルトをハサミでざくざく切った
平成三十一年二月十日
5
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死にたいと口にする割にはいつも体調悪いと不安がるよね
平成三十一年二月十二日
5
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ファミレスで後ろの席から元彼の名字が飛び出し私を刺した
平成三十一年二月十三日
5
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ポケットに睡眠薬を詰め込んで3泊4日の卒業旅行
平成三十一年二月八日
4
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恋終わる 月見うどんの黄身を割る たちまち濁る記憶とめんつゆ
平成三十一年二月十七日
4
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衝動で飛び降りたくなる真夜中に星が輝いている 畜生
平成三十一年二月十七日
4
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愛しきやし 陽炎偲ぶなま鶴は未来ぞあらば地に下り立たまし
平成三十一年三月二十九日
4
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芦鶴よ利口なりけり 亢龍の遠き陸様うかがひたるは
平成三十一年三月二十九日
3
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細波の寄せばし繕う蟒蛇は ない腹立ちて埒こそ明くれ
平成三十一年三月二十九日
3
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打ち羽振かん 悲しび知りて晩稲の雛 いとまいりつつ暁月夜
平成三十一年三月二十九日
3
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にこやかな外面剥いだら腐乱臭 生ゴミ歩く清潔な街
平成三十一年二月二十六日
2
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光さし 生者は追ふ その影が長夜の闇に落つるを知らに
平成三十一年三月二十九日
2
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「月が綺麗」思わせぶりに呟いて君に微笑む私は狸
平成三十一年二月九日
1
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頬撫でる蕩ける風が気持ちくて目を閉じていたら電車を逃した
平成三十一年二月二十日
1
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