詠み人知らずさん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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己が首とらせ給ひし血潮笛 いまだ嵐の梢にや哭く
平成三十年六月三日
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梟さまへ・・・
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サァファよ眠らば眠れ揺籃に 吾より浪を撰りしララバイ
平成三十年五月二十八日
6
魚の小骨みたいな思ひ出・・・
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紅薔薇も墜つるや椿の如く落つ 今コンコルドいかが聞えむ
平成三十年五月二十六日
5
和合の広場とか・・・
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人差に中指からめ繰り返す影絵の如き吾も在りし日
平成三十年五月二十三日
5
白く細く長く・・・中指だけ立てち...
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重き実ふたつ墜として嵐すぎ 花の都の肥やしとや化る
平成三十年五月十四日
6
揚羽さま「フランス革命の頃」へ・...
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通ふ人波たえて「閑静な住宅街」は人類絶滅
平成三十年五月四日
5
遅起き最後の独り・・・
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CTを卒業してもレントゲン 採血の結果ともども重く
平成三十年五月二日
8
second step・・・
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廃れ寺ひとつフォルマリン漬け 中天に魅入るモノクル 月夜見尊
平成三十年四月二十一日
7
揚羽さま「破れ寺は」御歌へ・・・...
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裏表いづれ地獄へ先発たむ 華火より紅蓮ちる円舞曲
平成三十年四月七日
8
ウルトラマンのヂャミラとバットマ...
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見たくない彩も形も見えて来る 壊れた水晶球みたいな私
平成三十年四月三日
7
幻・・・
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中天に月と横雲 ヨカナァンの生首さらす銀の皿かや
平成三十年三月十四日
4
撒羅米・・・
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白妙かさね眠れる君なれば融雪もろとも露はれ崩る
平成三十年三月十三日
4
腐・・・
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紅葉狩ひとも通はぬ身の上や 錦かたびら惜ら重ぬる
平成三十年三月十二日
7
綾・・・
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禍つ陽も溶けぬ氷室に彳みて散らぬ華々まとふ君かも
平成三十年三月十一日
8
凍・・・
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咲き初むる草木の蔭に仰臥けど君が素肌や愛づる人あらむ
平成三十年三月十日
8
萌・・・
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泣きもせず笑ひもせず横たはる シャネルのかはりフォルマリン漬け
平成三十年三月八日
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或る女流画家へ・・・浮・・・
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来し方を走馬灯とや 頭蓋骨ドームへプロヂェクションマッピング
平成三十年三月六日
4
忌野・・・
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有りとある兵器にくむ無名氏を駆り立て潛む鎧ひ鸚鵡貝
平成三十年三月三日
3
ヂゥル・ヴェルヌの・・・
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紫が高貴や淫靡や知らねども蒼紫はチアノーゼ彩
平成三十年二月二十日
7
低体温・・・
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手袋に受けては消ゆる白雪と歌の言の葉いづれ儚き
平成三十年二月三日
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黒い手袋better・・・
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