コタローさん
のうた一覧
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母が子に慣れぬバットでボール打つ慣れぬグローブ笑顏の二人
平成二十九年五月二十日
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爽やかな六月の風飛び乘つて世界の果てへ吹かれてみたい
平成二十九年六月十四日
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童心に帰って、詠みました。
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たわわなる柿の實熟れしその彼方小さな農夫一人鍬打つ
平成二十九年十月十八日
21
柿。
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春の野はカラフルなりし花圖鑑行き交ふ人を虜にしたる
平成三十一年四月十六日
21
春となり、カラフルな花がいっぱい...
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六月の朝陽を浴びてウオーキング見知らぬ人に微笑み貰ふ
平成二十九年六月二十四日
18
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華やげば華やぐ程に惜別の想ひ深まる今日の櫻よ
平成三十年三月二十八日
18
華やげば。
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色附ゐて風に散るのが紅葉なら我は水面に浮かせる池よ
平成三十年十二月十七日
18
池。
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青空に枝を広げてちらほらと可憐なままに梅の花咲く
平成三十一年一月十六日
18
梅の花。
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朝風呂の後の散歩の清々し風に吹かれて空飛ぶここち
令和元年五月十一日
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朝。
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王朝の歌人の歌も知らぬのに皆の拍手で歌を歌ひぬ
平成二十九年六月十七日
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短歌のイロハも知らぬのに皆さんの...
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新鮮な秋の空氣を胸一杯吸つては歩く空は蒼色
平成二十九年十一月十五日
17
秋。
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坂道を自轉車漕いで登りゆく學生襟を口まで上げる
平成二十九年十一月十五日
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坂道。
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些細なる事で母親罵倒したカレーライスがやけに冷たい
平成二十九年十二月六日
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すみませんでた。
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仄暗き青葉若葉を蹈み行けば川のせせらぎ鵯の鳴き聲
平成二十九年六月十三日
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仕事着をたたみ實家へ歸りたる猫と寛ぐソファーの心地
平成二十九年八月十二日
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帰省。
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秋風や蝶は花にて羽根搖らし我は活字に瞳瞬く
平成二十九年九月十八日
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秋風。
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休日の昔ながらのこの町は庭先掃ゐて朝が始まる
平成二十九年十月七日
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休日。
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丘に立ちしみじみ眺む我が町の小さな夜景闇に煌めく
平成二十九年十月十八日
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丘。
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日が昇り一番鷄が鳴く頃に農夫大量の草を運びぬ
平成二十九年十一月三日
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農夫。
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病床の吾にひとすぢの光射し末廣がりの今日は八月
平成三十年八月一日
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八月。
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