いわこしさん
のうた一覧
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ほんとうの自分隠しておいた駅コインロッカーが撤去されてる
平成二十九年五月二十三日
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娘よここまで歩きし吾の地図が最果てならばおのが地図持て
平成二十九年五月六日
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町の人がみな写真となりゆきて写真の町に暮らせし我ら
平成二十九年五月六日
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硝子函のヤドクガエル描く君毒の色彩画紙に転写す
平成二十九年五月十七日
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少量の毒を含みしその花を手折りて誕生歌編み上げしや
平成二十九年五月六日
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言葉聞く。言葉書く。書く。言葉消す。雨が車窓を墜落してゆく
平成二十九年五月六日
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池のそば行くのが怖い聞こえない聞こえるはずの蚊の羽ばたきが
平成二十九年五月七日
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片腕を突き上げて立つ老木はどこにもいかずただそこにたつ
平成二十九年五月十二日
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断舎利と開けし缶のうちからは遠き手紙の束の現る
平成二十九年五月十三日
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ダンボールつぶして重ね紐くくり挟んで捨てた形なきもの
平成二十九年五月十三日
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吾のうちをどうと流るる川水はかの町に赤い魚泳がせ
平成二十九年五月十六日
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スイッチをつける。百万体のコインロッカーどれが俺かわからぬ
平成二十九年五月二十三日
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病室で天井の迷路たどってた六歳の私は生きていた
平成二十九年六月二日
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壁に今、ディスプレイから目を上げたら迷路の出口が見えたような
平成二十九年六月六日
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陽炎に映る樹の下ふたり来て「君も食べる?もう戻れないよ」
平成二十九年六月六日
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ある程度の人と乗り合わせたのでしばし会話のあとは無言に
平成二十九年六月七日
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西陽さす風呂場の掃除するふりでタイムマシンを組み立てている
平成二十九年六月九日
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親指を流す先には夕映の田の水とムクドリの輪の影
平成二十九年六月十三日
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一般をいっぱんでない者たちに定義されゆく非イッパンの国
平成二十九年六月十三日
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肩に寄る君の重みを外しかね降りるはずの駅を出発する
平成二十九年六月十四日
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