詠み人知らずさん
のうた一覧
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透く翅に 射せる朝影 煌めかせ 追ひこくらする 秋茜かな
平成三十年十月九日
17
追ひこくら:追いかけっこ ...
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身を護る壕と泥めば手放さで 何処ゆくにも抱へて流る
平成三十年十月八日
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海底に埋もれたココナッツの殻や二...
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朝戸風 桂花の香り運びきて そこはかとなく 明けぞ清しき
平成三十年十月四日
17
゚✼:*:❀✼☆:*:✿...
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うろこ雲 随へて照る名月も 愛づる豊けさ失くしたりけり
平成三十年九月二十五日
12
見えたんですけどね…。
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確やかに季はすすみけり シャツ一枚 羽織りて家路たどる宵闇
平成三十年九月十九日
13
゚✼:*:❀✼☆:*:✿...
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秋の蚊が ラの音プーンとたてて飛び たらふく吸ひてふよふよ浮きぬ
平成三十年九月十八日
7
吸いすぎだよ。身が重くなって素早...
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猛禽は爪に囲ひし雀にて 暖をとりては しののめに放く
平成三十年九月十八日
11
実は雀をカイロにしてて、翌朝には...
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てにかけてふとくおおきくはぐくめばたねのこすべきごくじょうのみき
平成三十年九月十七日
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反っててもいいんですよ。萎れずに...
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薄暗き常緑林に ちんまりと無垢に生ひたる雛の錫杖
平成三十年九月十五日
14
雛の錫杖:ヒナノシャクジョウ科の...
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北国の大地のエキス 淡き黄と灯して 甘きキタアカリかな
平成三十年九月十二日
11
今日はポテサラ作った。男爵より甘...
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クリアなる虫の音 乗せて入る夜気に 秋深し とて長袖さすりつ
平成三十年九月十二日
14
長Tの出番です。
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朱夏すぎて 目深にかぶる黒キャップ撫でて そよげる白秋の風
平成三十年九月六日
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夏用の帽子からアポロキャップ...
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落陽は沈む嘆きを溶かしては桐の下枝の背景染めけり
平成三十年九月六日
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情熱を滾らせしまま燃え落つる夕陽 オレンジ色濃く煮えたり
平成三十年九月六日
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大ふぐりこれ見よがしに鮮やかに雌惹きつけるターコイズブルー
平成三十年九月二日
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霊長類で青い色をもつのは、皮膚そ...
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薄曇る空にもおぼろ天日の溜水の面で細波に揺る
平成三十年九月二日
12
午前中は薄曇りで太陽を意識できな...
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うちに吹く 寂寞とせし秋風に沈むも 浮かぶ玉桂かな
平成三十年九月一日
16
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雷は萎えしこころに活を入れ 飛雨は後引く感傷流しぬ
平成三十年八月三十一日
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散りもせで立ち枯れし葉は真っ黒き恨みの炎メラメラ上ぐめり
平成三十年八月三十日
13
゚✼:*:❀✼☆:*:✿...
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お気楽に包葉に蠅呑みこみて受粉任せて釣り糸垂るる
平成三十年八月二十一日
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浦島草 性転換する植物。受粉はキ...
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