えこさん
のうた一覧
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ひとりでは贅沢すぎる柿の実を分ける人もなくただ皮を剥く
平成二十八年十一月二十九日
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一人暮らしが果物を買わない理由
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イヤホンを耳に入れるのは音楽を聴くためじゃなく独りになるため
平成二十八年十二月四日
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君たちが振りかざしている正義とは誰の枕も濡らさぬものか
平成二十八年十二月九日
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自分達の思う「正義」によって記事...
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玄関に踵向けてるスリッパが今夜も君は独りだねと言う
平成二十九年五月二十一日
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久しぶりの投稿になってしまいまし...
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年末と盆に帰れば増えている父母の白髪を寂しく思う
平成二十八年十二月三十日
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スクリーンを見つめて静かに涙する君も映画の一部になった
平成二十八年十二月五日
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デートの思い出
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バイト中おばちゃんがくれた饅頭の味にすべてを赦してもらう
平成二十九年二月二十四日
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だれかが見ていてくれるものだ
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寂しさを零してみても受け止めてもらえぬ言葉はただ宙を舞う
平成二十八年十二月十八日
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みんなから好かれるなんて無理だよと笑った彼女は美しかった
平成二十九年一月二十五日
12
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あちらから先に惚れて来たのだと言う父母のどちらが真か
平成二十九年二月五日
12
どちらも真という解もありうる
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私こそ被害者だという顔をした少女に問を投げかける海
平成二十八年十一月二十八日
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あの子を傷つけてしまった、そうわ...
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遠くから聞こえる声に耳澄ます一人眠れぬ冷たい部屋で
平成二十八年十一月二十六日
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たくさんの偶然重ねて会えたから運命なんだと誤解してたい
平成二十八年十二月二十一日
11
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ただ君が生きているのか知りたくてどうでもいいことLINEで送る
平成二十八年十一月二十九日
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先生が密かに噛んだ唇に隠れる「私もヒトだ」という声
平成二十八年十一月三十日
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日が落ちて街が水色に染まるとき誰かが私を呼んだ気がした
平成二十八年十二月一日
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プルキニェ現象
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お月さん今日は一段と別嬪ね雨が洗ってくれたからかな
平成二十八年十二月十四日
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寂しさはひとりの夜に芽が生える大きくなるから早めに摘んで
平成二十八年十二月十八日
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緑児の葉っぱのような掌が宙を掴むのは世界を知るため
平成二十九年一月二十一日
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友人の赤ちゃんを見に行きました。
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眠そうなあなたの声が「おやすみ」を告げるまで待つ無言の通話
平成二十九年二月四日
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