あかつきのそらさん
のうた一覧
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毎朝の儀式のように化粧する 今日も無敵でいられるように
平成二十六年六月四日
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あと何度生きてるうちに会えるだろう 故郷の父母に帰省の電話
平成二十六年七月二十日
13
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苛立ちをぶつける相手を探せずに 考えあぐねて部屋片付ける
平成二十六年六月二十四日
11
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その姿を みとめるだけで 幸せな 恋する自由は 私にもある
平成二十八年十月十七日
11
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逢えぬことに安堵さえした日々を終え 再び溺れる極彩色の恋
平成二十九年三月十七日
11
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どこででも頑張らなければいけなくて ありのままでは生きられぬ日々
平成二十六年六月三十日
10
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虫の食う野菜の味を知った今 水と空気と土を慈しむ
平成二十六年十一月二十日
8
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身を蝕む 病を持ちて 気づくのは 死への恐怖は 未知へのおそれ
平成二十八年十月十七日
8
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床板の木目が怖いと云う子らに思い出す 今はもうない古家
平成二十九年三月十九日
8
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今日もまたあなたはあそこにいるだろう 会いには行けない、その理由がない
平成二十九年四月二十六日
8
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子らを産み育て吸われて老いてゆく 全ての母よ労われたまえ
平成二十六年六月十五日
7
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小さな死と小さな生を繰り返し 私は毎日更新される
平成二十六年七月十日
7
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その服が似合ってとても素敵だと 言えずに季節も黙って進む
平成二十八年十月十八日
7
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いっそ君が不誠実ならよかったと 蓋閉めきれぬ不実な心
平成二十九年三月五日
7
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朽ちてゆく家屋の中に留めたる 思い出さえも蝕む緑
平成二十六年五月二十日
6
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キャンドルの灯り揺らめくテーブルで 内緒話を炎にくべよう
平成二十六年五月二十八日
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過ぎるほど酷評されるあの人を 人間らしいと言えずに苦笑
平成二十六年六月九日
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君の乗る大きな車は広すぎて 軽自動車の距離で話そう
平成二十六年六月二十七日
6
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階段でスネを強打し涙声 三十路だろうが痛いものは痛い
平成二十六年八月二十一日
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目の前の彼女に私はなにひとつ勝てないけれど せめて笑おう
平成二十八年十月十七日
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