詠み人知らずさん
のうた一覧
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雨やみて風吹く夕の路地添ひに定家葛のかをりひとすぢ
平成二十六年七月二日
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あぢさゐの藍も茜もかくれさり鬼の子しろきゆふぐれの杜
平成二十六年六月三十日
27
以前の百首題の一首です。
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おのづから蛍もとめて出逢ひたる女の首もほのみどりなる
平成二十六年六月三十日
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以前の百首題の一首です。夏の題は...
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南辺にやや傾きて立葵さみだれ時を咲きのぼりゆく
平成二十六年六月二十一日
7
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橋の上の見知らぬ人と声かはす蛍の数の去年と今年と
平成二十六年六月九日
20
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ひさかたの月はゆみはり梅雨に入りて闇夜つづきのこの頃の空
平成二十六年六月九日
10
昨日の夜空、そのまんまです。
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これもこれ美しきひと時あぢさゐの咲きそめの色に惜しむこの雨
平成二十六年六月九日
11
「あぢさゐやみどり幼く咲き初めて...
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雨降ればなべて雨こそ似合はしき花淡く濃く六月は来ぬ
平成二十六年六月五日
14
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人よりも立葵の花おほく咲く村の旧道梅雨に入る頃
平成二十六年六月五日
18
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夢さそふ窓の橘たまゆらの面影絶えて夏の風吹く
平成二十六年六月三日
7
藤川百首題。盧橘(ロキツ)、夢ヲ...
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五月雨も杉叢しげき三輪の山しづくとおつる梢つたひに
平成二十六年六月三日
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藤川百首題。杜(モリ)ノ五月雨。
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夏の暮れ耳を立つれば秋かけて虫の音すずし野辺の草むら
平成二十六年六月三日
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藤川百首題。野ノ夕ノ夏草。「秋か...
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吊り橋ゆ見下ろす谷のそこひなき闇にもすだく蛍火のかげ
平成二十六年六月三日
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藤川百首題。澗底(カンテイ)ノ蛍...
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野の路に青空はゆる水たまりいくつ残して夕立や行く
平成二十六年六月三日
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藤川百首題。行路ノ夕立。
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これやこの海の中道ひだりみぎ白波よする卯の花の垣
平成二十六年五月二十八日
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藤河百首題詠「卯ノ花、路ヲ隠ス」...
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くりかへす朝のめざめにほととぎす初音と聞けば心あらたし
平成二十六年五月二十八日
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藤河百首題。初メテ郭公(ホトトギ...
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谷ごしの友も聞くらむ時鳥山めぐりする木隠れの声
平成二十六年五月二十八日
6
藤河百首題。山家ノ郭公(ホトトギ...
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朝風に紫にほふ花あやめ波はみどりとあや織りにして
平成二十六年五月二十八日
4
藤河百首題。池ノ朝ノ菖蒲。古歌に...
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山すみのわがいぶせきも遣らはむと榧焚きすさぶ夏の夕暮
平成二十六年五月二十八日
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藤河百首題。閑居ノ蚊火。昔は榧の...
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白玉の蕾はじけて咲きこぼる ああ早びらきの季か卯の花
平成二十六年五月二十一日
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