駒蝉さん
のうた一覧
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明日など来なくていい と言うぼくの部屋できょとんと光る目覚まし
平成二十五年九月十二日
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夕凪と呼んでいいやら 寂しさと呼んでいいやら 分からなくてさ
平成二十五年九月九日
5
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疲れない足と体があったなら 空を探しに 旅に出るのに
平成二十五年十月五日
5
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「どうせもう」夏の空気を払いのけ秋に伸ばす手「届かないでしょう?」
平成二十五年九月九日
4
夏の記憶がこんなに僕を甘やかさな...
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夜闇に浮く微かな点に息を呑み そうだ この地も星ではないか
平成二十五年九月九日
4
どうやら地球は青いらしいぞ
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さらさらと夏をさらった北風の振り撒く木漏れ日を手で掬う
平成二十五年九月二十六日
4
もう蝉も鳴きませんねえ。
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弱くあれ儚くもあれ生きてゆく 駒のやうにと 蝉のやうにと
平成二十五年九月十日
3
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上りゆく日の眩さに 振り向くと真っ青な空に滲む半月
平成二十五年九月二十五日
3
これくらいの時季の自転車通学はき...
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強行でも有耶無耶にでもいいからさ オレの孤独を保護してくれよ
平成二十五年十一月二十八日
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人間関係なんてどうせ民主主義だろ...
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「きっと、また。」 さえ溶け落ち 残されし 厭世の萌芽を抱き、眠る
平成二十八年十二月四日
3
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信じるも信じられるも 橙の空気で包み込む楓の葉
平成二十五年九月八日
2
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空に向け「ごめん」を投げることでしか傷が癒えない人の淋しさ
平成二十五年九月十九日
2
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秋の夜 東窓よりゆるやかに月の薫りが鼻をくすぐる
平成二十五年九月二十五日
2
ぶえっくし
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さささとも びゅうとも つかぬ風の音の向こう 京滋バイパスの喧騒
平成二十五年九月三十日
2
タイヤの音だけがひゅうひゅうと
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誰宛てのお手紙だろか 空のすじ雲に書かれた「さよなら」の文字
平成二十五年十一月二十八日
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悲しくなるのです木の葉が小川へと からからころと落ちてゆくので
平成二十五年十一月二十八日
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寒いだろうになあ。
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「あけおめ」と 晴れた言葉を聞きながら去りゆく年は 寂しき年か
平成二十六年一月一日
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ありがとう、2013年。
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口ずさむ校歌や いつか擦り切れたレコードのように甘く囁け
平成二十七年六月一日
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炎の矢 空無き匣子を黒く黒く照らし 消えたくない、消えたくない、
平成三十年九月三日
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荒狂うシャチの背に縋り 新宿上空 ビルのひとつも壊せず
平成三十年九月三日
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勝てない
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