詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
子規 眞似て咲くかは 赤さつき 日盛りの路 血を吐く程に
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横井 信
おだやかに流れる風を追いかけて魚は跳ねる満潮の海
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ななかまど
田んぼ道歩けば水をふくみたる風吸い込んで昔少年
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ななかまど
指差して山座同定ぬかりなく山風はこぶ君は仙人
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滝川昌之
不安だと受話器に細る義母の声 感謝告げても肩はさすれず
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夢士
高窓に掛かる望月部屋に入り夜想曲ながれ何時しか寝入る
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横井 信
ゆるやかに水は田畑にいきわたり僕は握ったこぶしをほどく
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夢士
煌と照る月に照らされ路灯りコロナ禍のなか一人夜歩き
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KEN
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
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ななかまど
カーソルのごとく縦横うごきたる春苗買いてガーデンの妻
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名鈴
亡き絵師と ともに遊戯して 作りたる 書の数数に 若き日を偲ぶ
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横井 信
動きだす街を抜けてく一陣の風にざわめく城跡の森
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KEN
萠えいずる かへでの影は 若き日の 母の掌 頭に優し
12
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ななかまど
実をつけるトマトの位置を測りつつ今年の苗の検地を始む
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吉野 鮎
遠雷と一陣の風吹き拔ける青葉濡らせて五月雨激し
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横井 信
窓の外 そっとのぞいて巣ごもりの夕暮れにきくカミナリの音
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KEN
紫の 垂水の上の 月の燈を 見上げて覺ゆ 溪の深みを
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うすべに
水鏡 揺れるむらさき杜若 昔の人の旅路をしのぶ
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吉野 鮎
實らぬも黄金を咲かせてやまぶきの花びら濡らす五月雨のつゆ
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ななかまど
早緑の色塗り終えし田おもてに雲うらうらと晩春の画布
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