詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
武蔵野
むさし野に 生まれ育って 半世紀 未来にずっと 誇れる仕事
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横井 信
堤防にやさしくかおる花の香を静かに運ぶ赤い自転車
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名鈴
酔ひし君 あした忘るる 言の葉を 今行く末も 我覚えらる
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ななかまど
生きめやも欅の樹頭の老鳥は見晴らし台を今朝も譲らず
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へし切
かすみたつ春日の里の山さくら ふふみてありて春を待ち侘ぶ
14
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KEN
春の夕 なよよかなれど 背に重く 歩む人影 道におぼろに
12
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ななかまど
疫病の退散あれば声高に春の坂道駆けたきものを
10
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うすべに
切り株に細枝のばしてうすべにの 花の色香の梅のいとしさ
10
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横井 信
草むらにそっと降り出す雨音はやさしく春を迎える儀式
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名鈴
我が庵だに 君が心を 慰むる 春となりたし 片時とても
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ななかまど
啓蟄のナナホシテントウ散歩道ゆるい蠢きおみやげとする
11
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KEN
十七夜 数へ欠けゆく 月おぼろ 夢と同じの 風に吹かれつ
12
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舞
明日というふたつ文字なる言霊の老いと若きと違う色して
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秋日好
連れ添いを亡くす思いをこの場にて予習したもの私は立てる
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うすべに
そっと抱くつぼみを包む銀色に 冬の終わりの辛夷の綿毛
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河のほとり
帰るさの道ぞ忘るるをちこちの心にかかる花のありかに
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横井 信
道真をしのんで歌う先達の石碑へそっと寄り添う梅花
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KEN
陽に淡き 小雪を追へば 消え敢へぬ 恋の色かも 野辺の繁縷
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名鈴
英雄の 長き船路の 物語 難儀の末を 確と見果てむ
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ななかまど
十年の異郷の暮らしが壁ならん帰りたくても帰れぬ重さ
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