詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
くちどけはバニラアイスのなめらかさバニラの香る甘いくちづけ
10
もっと見る
只野ハル
左肩濡れる道行相合の傘のとなりの君を見れない
8
もっと見る
ななかまど
観覧車直径ほどの人ならぶ円周率をかけてゆるりと
5
もっと見る
詠み人知らず
指先に特殊能力宿ったか洗濯バサミ次々朽ちる
2
もっと見る
煩悩
夏草に覆われているジャングルジムは空を忘れた熱気球である
10
もっと見る
詠み人知らず
道すがら朝からやってる居酒屋の中を背伸びで覗いてみたり
5
もっと見る
横井 信
公園に溢れる蝉の歌声は今日の暑さを告げるサイレン
12
もっと見る
千葉 甫
再びの眠りの来るのを待ちながら何時か眠って夢より覚める
5
もっと見る
舞
角打ちのコップ酒へと浮かびくる吾が来し方の酔い苦き夜
9
もっと見る
可不可
アスファルト濡れて乾いて暫くは 立ち止まって涼む生脚
10
もっと見る
舞
通学路白線だけを踏み歩く子らは真剣「落ちたらしぬぞ!」
8
もっと見る
芳立
灼かれてぞおのが盛りをいまと知る日よりも明かきひまはりの花
9
もっと見る
舞
風鈴の音は幽すかに揺蕩いのけだるき夏のまどろみの中
8
もっと見る
sEj!m0
君が代を貫き通す花は無い 種も根も葉もはやく枯れ死ね
2
もっと見る
さえね
アップテンポの流行曲が流れてるぼくは下半身水没してる
7
もっと見る
灰色猫
弔いの寺の庭より悲しみの水子想いつ紫陽花を折る
19
もっと見る
まこと
退院の後遺症にはあらずとも着地はるかに見ゆる仕事場
8
もっと見る
詠み人知らず
冷めたとか嫌いになった訳じゃなく「撤退」したのだ、道なき愛に
7
もっと見る
フジシロ
指サックメリケンサックどちらでも仕事が終わるほうをください
3
もっと見る
フジシロ
夜半酒を求めおとなう店なべて醒めえぬ酔いは並べておらず
1
もっと見る
1
|
2
>>