詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
こだわりの果肉ソースも魅かれるが氷イチゴは駄菓子屋がいい
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KEN
右へ行く 左へ行くと 譜に合はせ 救急車兩が 歌ふ梅雨明け
11
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うすべに
八朔のだらりの帯もゆらゆらと 都大路にかげろう揺れる
13
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滝川昌之
海沿いはひと夏の恋拾い合う漁港の猫までモンローウォーク
13
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つゆふみ
こんなにも弱いホモサピエンス鎧のうろこ 僕にください
7
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舞
通学路白線だけを踏み歩く子らは真剣「落ちたらしぬぞ!」
8
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ななかまど
茄子の棘へたにはあると気にしつつ浮いては沈む紺あらいおり
10
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恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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詠み人知らず
手のひらの空蝉軽し背を割りて虚しきたましい儚きものと
12
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可不可
アスファルト濡れて乾いて暫くは 立ち止まって涼む生脚
10
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滝川昌之
容赦なく蜂のムサシを焼き尽くす梅雨明け十日のでかい太陽
17
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へし切
住む人の去りて空き家の 夏みかん 道辺に熟し 二つ三つ落つ
21
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滝川昌之
さばいてはさばいては焼く鰻屋の炭に落ちるは脂か汗か
21
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可不可
捨てられた恋は沈んで海の底 すき透ったり青く光ったり
7
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幸子
メディアにて忘れられれば己まで終わりなき問い忘れゆく無念
13
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まぽりん
花の色はふると知る知るさみだれてけふも一日をながめ暮らしつ
28
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滝川昌之
予報士の見通しよりも明確に雨季の終わりを告ぐ蝉の声
20
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恣翁
蝋燭の暗き火 夜風に瞬きて 百物語 佳境を迎ふ
15
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灰色猫
惑星の砂のひとつに生まれたよこの素晴らしいハローワールド
20
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滝川昌之
明けたかと梅雨雲の無き空に問う野分ゆけばとまだ重き南風(はえ)
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