詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
冬鳥はさくらを追って去りにけり吾が手のひらに残るぬくもり
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しずく☆・.…。
言うはずの 事を言えずに ラテアートを 崩して外の 景色を見てた
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しずく☆・.…。
遥か見ゆ稜線白く山裾は錦に飾るアルプスの秋
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夢士
里山の春の土産や朝採りのほろ苦き香の蕗の薹食む
19
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只野ハル
ミキサーの七草粥は薄緑一匙掬い母の口へと
16
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しずく☆・.…。
重陽を 月下に祝う 盃に 菊の花びら 浮かせた酒と
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しずく☆・.…。
微かなる 命を乗せてか 赤色の 回転灯が 街を駆けゆく
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しずく☆・.…。
傷跡は 歪む運命を 乗り換える ための目映い 電車の切符
14
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しずく☆・.…。
君という 太陽にそっと 照らされて 私はぐるり 回転して生く
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滝川昌之
「じゃあね」ってゲートで告げて振り向かず君の街へと飛ぶ吾子の背よ
25
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コタロー
公園でサッカーボールを追ふ子供遙か昔の吾がそこにゐる
13
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うすべに
指先が 世界のすべてになった夜 うつつに帰る雨はみぞれに
39
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滝川昌之
北風が転がしている空き缶と犬と子どもと君の揉み手と
25
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滝川昌之
鍋持たされ父を迎えにおでん屋へ策士の母の一石二鳥
19
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萱斎院
あき早し 舟かげ絶ゆる松島の みやこへなびく沖つ横雲
17
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灰色猫
坂道をノンストップで転げゆくレモンみたいな初めての恋
27
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リクシアナ
冬星を水面にひろげ君を待つ夜の冷たさ支笏湖の晩秋
23
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芳立
青空の高みうつして古利根の水面も深く見ゆるころかな
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萱斎院
しののめのあかぬ別れに散る梅の 香におぼるるや春の夜の夢
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KEN
奧山の 立木に絡む 蔦漆 風啼く音の 屆く程にも
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