詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
パック入り鏡餅からぞくぞくと飛び出してくるパックの丸餅
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うすべに
他府県の車が減ったご近所に 静けさ戻る 灰色の空
12
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コタロー
町にあるピアノ教室一軒家注連繩飾り音も聞こえず
5
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灰色猫
ケンタッキーバーレルを買うぼくというたったひとりの家族のために
23
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うすべに
葉が散って広がった空 公園に ベンチの老人おだやかな午後
16
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露草
ぼやけたる手に持つ茶碗の飯粒にこれがそうかと老眼を知る
15
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大野 冨士子
おそらくは不惑を過ぎたその人が 少女にみえる この手紙では
26
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露草
吾を呼び吾に甘える亡き犬の耳に残れる声やせつなし
17
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コタロー
野良猫が塀の上にて日向ぼこ行き交ふ人を眺めてをりぬ
4
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灰色猫
空想を執筆しゆく午前二時生まれ消えゆく暗喩との恋
22
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栞
ただ独り歩む未来を捨てました 何もなくてもいいと言うから
16
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詠み人知らず
密やかな願い温めて秋も過ぎ見上ぐ夜空に星は降りけり
12
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横井 信
眠れない夜は明けゆく ぼんやりと包むひかりへ息を吐き出す
6
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灰色猫
お醤油をピザへとかけるそれだけで終わってしまう恋もあるのだ
24
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つちだゆういち
ガラヶーを頑と替えぬは吝嗇か?物にも宿る命尊し
8
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へべれけ
夜勤明け渇く唇 磯の香と強ちに拡がる潮の後味
4
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煩悩
つきつめるなら微笑みの口角の上がり具合は天性のものである
8
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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もみじ☆彡
歳月に 削がれかたちも 朧げな 地蔵の衣 今日新たなり
17
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灰色猫
悦びに出会えたんだと泣きだした君の鼻水までも愛しい
27
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