詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
寄り来ても逃げ飛ぶくせに鶺鴒は寒き歩道に尾で会釈して
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うすべに
散り落ちた枯葉の上のやぶ椿 空を見上げる同じ顔して
19
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コタロー
薄紅の花瓣五枚ちらほらと可憐なままに十月櫻
11
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コタロー
裸木の冬を越したる太き幹樹皮に觸れればごつごつしたる
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もみじ☆彡
初梅を 待たず雲居へ 駆けるひと 俗世にのこす 知見と精神
17
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滝川昌之
胎内に戻ったように膝を抱き寒の寝床の温き明け方
27
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幸子
我ながら自分に甘い焦がしても「新妻みたい」むしろときめく
17
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秋日好
風花と見ゆれど次第に積もりゆく白き朝にたたずむ睦月
21
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月虹
触れられた場所から熱を帯びてゆく君と二人で浸るウイルス
88
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滝川昌之
レジ待ちの視線が煽り財布から小銭を選ぶ手がままならず
22
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灰色猫
ほんのりとラム酒の香るさくさくのアップルパイと結婚します
19
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へし切
哀しみをかさねのり越へ人なれば 強く やさしくなりぬものかは
21
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灰色猫
春風に君を偲んで詠えども桜のように微笑むのみで
23
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千映
「あんた誰」赤子に一歩近づいた母の記憶に吾はもういない
19
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蔓葵
もらさじとしのぶる袖の玉水にたまゆらやどる夜半の月かげ
22
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KEN
地吹雪の波に埋もれる村の跡 凍える猿の聲雪渡る
19
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うすべに
霜深く 御蓋山から細い月 明星は待つまだ藍の空
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幸子
ようやくに我らの努力の報われる時が来ましたねお並びの皆様
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inosann
眼中に猫しか見えないかのような義母の抱擁 黄昏の時
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灰色猫
烟られつ老いも若きもじっくりと熾き火のお芋のほふほふを待つ
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