詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
柑橘の白き花咲く夏の日や揚羽舞ひ来て子を預けゆく
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夢士
百均で求め冷やしてアイスノンそっと隠してヘルメット付け
18
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灰色猫
巡りゆく生々流転の輪のなかに父の命もありますように
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秋日好
死に向かう君と僕との競争はどちらが勝ってもどちらも負けで
19
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ななかまど
山百合に丸花蜂の通いくる野の音として耳応えたり
15
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灰色猫
亡き父の遺影の写真を探せどもいつでも父がシャッター役で
40
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灰色猫
別れの儀つめたき父の頭なで花では足りぬ感謝があふれ
32
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灰色猫
奇跡など起こりはしない焼き場にて儚き蝉のひたむきを聞く
57
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灰色猫
反目し不肖な我を叱咤するそのひたむきな声を忘れず
40
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灰色猫
左手のリスカの傷をなでながらこれすら形見になるとは知らず
33
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灰色猫
安らかに眠れますよう笹竹に涙を吊るす病棟ロビー
31
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灰色猫
ひととせの想いを込めて織りあげた衣が君に似合いますよう
24
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灰色猫
織姫や彦星様やゆびさきで橋を架けます青い星から
26
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銀
すぐとなりで起きなければ同じことおとぎ話と死ぬということ
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銀
希望から諦めを引いた手のひらに残った金平糖ほどの日常
7
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銀
この土のつながった先は知らぬ町知らぬ親子の帰らぬときく
7
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銀
かなしみに哀しみと名付けられるまでとなりで眠っていていいですか
5
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灰色猫
財宝の地図をなくした海賊へそっと手渡す麦わら帽子
29
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KEN
さまよへば野もせの色のとりどりに唐人傳ふ花の神笑む
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秋日好
花祭 暑さに負けず集まった庭好き花好き おしゃべり好きで
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