詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
吾子の死を忌みて 年賀の欠礼の報せを書けり 冬の立つ日に
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へし切
この秋の野分に惑ひし桜木は紅葉をよそに枯れ葉となりぬ
28
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みなま
買ってきた薔薇は香りがないからと手渡せなかった理由をつける
10
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灰色猫
このレール君の未来へ続くのよ恐れることなく脱線してね
12
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秋日好
「背伸びした健気さ」ひとつ表せず紡ぐ言葉の虚しくあるかな
11
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秋日好
誰向けにできているのか世の中は誰も誰もが生き難いなら
20
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詠み人知らず
解釈は人によりけり 真の意は ただ詠み人の心の空に
18
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詠み人知らず
風に揺れ 呑気に咲いたオダマキは 自由へとけて微粒子となる
11
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へし切
祈らむと神な月にも思ひしに離れにし君に逢ふよしもがな
22
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千野鶴子
歩くには月の光で十分です陽の温もりは愛しいけれど
11
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千野鶴子
陽のように思ってましょう君のことさわれなくてもあたたかいひと
5
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滝川昌之
切り花と並べて売られ勘違い「見せるだけよ」と澄ましたカボチャ
29
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秋日好
動かない身体を理由に日和日に自作自演の夢に溺れる
11
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秋日好
著作権抵触回避の逃げ技を見切る友人いるのは楽し
7
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秋日好
スターシャの声のスキャット乗せてみるアンドロメダはエメラルダスかも
7
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秋日好
新しいジーンズ穿いて海を見たそれから君は眠ってばかり
22
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秋日好
陸軍の修羅場をくぐった若者が異国中年女の指示待つ
12
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詠み人知らず
朝戸風 桂花の香り運びきて そこはかとなく 明けぞ清しき
17
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滝川昌之
まだ青き果実は檸檬の枝の先 若く一途な拳のように
24
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灰色猫
絶え間なくあなたの愛が降りそそぐ永遠よりもずっと綺麗に
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