詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
清明の青雲の下 柴山は 白き馬酔木の挿頭付けけり
20
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恣翁
旨酒を干さば 死生の斉しくて 酔はば 天地を無くし臥しなむ
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恣翁
願はくは 君の心の宴に非で 流亡の屋を照らさむことを
18
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恣翁
夜桜に賑はふ上野公園の 冷たき夜気ぞ 肌を舐めける
16
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恣翁
県令の帯びたる印綬 民草の生き血で 朱に染まりしものぞ
11
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恣翁
草臥れて 身を放るがに腰下ろし 卓の麦酒を一息に飲む
21
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恣翁
春の色 誰がものかは 如何にせむ 良家の女のみ進士攫ふを
11
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恣翁
死なむとする肉体ゆ 外に抜け出せる身は 物音の聞こえたるかも
15
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恣翁
老いし今 長閑に眺む 進士とて 我が世の春を愛でたる人を
17
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恣翁
床に落つる埃の音すら 聞こゆがに 静もりけるか 臨死体験
14
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恣翁
山川の征野と化すに 後生なり 君言ふなかれ 一旗揚げむと
19
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恣翁
挫折とか死のあればこそ 人間や 更に希望を抱き 生くらめ
26
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恣翁
ありとある花 飛び回る蜜蜂や 集めし蜜を誰に納めむ
20
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恣翁
イヌマキの 森閑とせし植え込みを 春の西日の寒く照らせり
21
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恣翁
収税吏 蓬莱への路知らませば 他年紫芝だに 税を課すべし
13
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恣翁
沈黙の楽なるノイズ 井戸に落ち 吾の触れたるはその谺のみ
19
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恣翁
いつの日か 手づから植ゑし蜜柑の樹 花の開きて雪噴くを聞かむ
15
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恣翁
落葉すら聞こゆる夜に 聞き耳も立てで 聞きたる沈黙の楽
17
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恣翁
揚州の春開く花に復た酔はむ 吉事あるべし 君生きたれば
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恣翁
腸を抉るファルスの 気持ち良き痛みに 覚えず涎垂らしぬ
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