詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
福井大夢
生物の教科書みたいに淡々と今の気持ちを語ってほしい
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舞
一頭の生き残りたる恐竜のすっくと立ちて夕陽見る影
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ころすけ
一枚の写真が教えてくれました あの夏 君に愛されたこと
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ころすけ
せがまれて未来ある子に折りてやる紙ヒコーキは水色に飛ぶ
41
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
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矢車菊
この街で出会った夢の片翼に風はらませて さらば、横浜
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矢車菊
昼の月 ひとりで寝るのは寂しいと泣いたあなたの涙のかたち
22
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灰色猫
何ひとつ変わりはしないと信じてた日々が心の奥でざわめく
26
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もなこもち
ラベルには十代の頃のきまじめな文字が書かれたカセットテープ
10
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ゆきむし
生きている感覚息を吸い込んで次第に昏くなる一二秒
3
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夏緒
えいえんによく似た夜の底にいてクリームパンの夢をみている
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夏緒
鍵をみな失くした朝のこんなにもあっけらかんと青いあおぞら
5
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夏緒
月光は梨のにおいだ頸椎のひとつひとつが熟れてゆく夜
10
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絮谷新
その春の遠き呟き聞こえまし薄氷眠る花の名問はば
23
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曖緒子
猫ならば迷わず眠るあたたかいひなた横目に急ぐわたしは
5
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寒月
かなしみを心に沈めて臥せる夜よ窓にさし入る月の明るさ
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こゆび
石鹸の泡と去りゆく今日の香りが 君の匂いもそうして消した
10
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ギンコ
さようならまた逢いましょうまたひとつ秘密のためにウソだってつく
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縄文の湯老婆
こたつ出しみかん頬張る父をみてああ懷かしき冬の訪れ
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望月弥生
身を寄せて歩く男女の笑い声 肩身の狭いクリスマスかな
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