詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
鯉幟大きく靡く子どもの日父母笑ふ遠い思ひ出
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詠み人知らず
背くらべ柱のきずの古りし跡 なぞる息子もすつかり親の顏
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秋日好
出がけには止めばいいがと花夜雨足を引きずる君を想った
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秋日好
唯一つ手折るとすれば梅の花久しく薫れこの身果つまで
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秋日好
秋に向け踏み影伸びる淋しさに共に歩めばこれ好日と
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秋日好
左岸より仰ぐ鐘楼薔薇窓のシテ島景色は夢と崩れて
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幸子
あの後をどう過ごしてる本の中縦横無尽に生きた彼らは
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幸子
「はじめまして」連休の駅に待ち合わせSNSの友同士が笑む
16
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幸子
家々の谷間にこだま響かせつ朝に満ちゆく鳥の声かな
19
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可不可
細くない けど 短くもない脚たたんで 体育坐る群に紛れる
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可不可
マデとカラ背中あはせて乱舞して便乗あふれる小さな島国
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可不可
和の字は隔世遺伝だとしても トップダウンしやすい令の字
5
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可不可
虚しさに吐く溜め息が小さな灯まで吹き消して了ふ
5
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可不可
その蟲も何かの餌になるでせう 人は孤独死で大騒ぎ
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可不可
叶はない夢の筺の蓋にせう 持ち重りする白い花びら
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夢士
花桃の咲きて枝垂るる春の風行き交う人の装いあらた
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夢士
感動す「茗荷竹よと」走り寄る里山のまご僅か五歳児
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夢士
荒川の土手や一面桜色なごむ一時通勤電車
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夢士
満開の桜並木や北の風コートの襟立て急ぐ帰宅路
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夢士
「やあ・よう」と桜に曳かれ集ひ来る昭和を語る若き日の友
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