詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ももちゅう
「まずい」と言い君は無理して酒を飲む 私もつられて「まずいね」と言う
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魚住 蓮奈
ヴェロニカは死ぬことにした神もロックももう死んだのに
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五月が丘はさみ
風速が数ミリ増しただけならば花粉の吾れはまだ夢を見る
2
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高橋なぎさ
酔い方が可愛いひとの大きな手あの日確かに幸せだった
12
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工藤吉生
ぷよぷよのように連鎖をして消えろ展望台を埋めるカップル
46
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へし切
まなうらに映る故郷の夏景色蚊取り線香打ち上げ花火
25
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木蓮
ゆっくりとスプーンで運ぶ氷菓子 雛鳥みたいな祖母の口元
34
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もなca
手をつないでもいいですかと君が言ったあの月夜からつづく道です
10
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もなca
見せられぬ手紙しずかに差し込めば過去も刻んでゆくシュレッダー
23
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七瀬
短冊に綴り置く文字滲む雨 乞いて夜空に架く天の川
7
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秋日好
受信簿の詠み人知らずどれほどに哀しきことか知つてゐるので
11
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もなca
訳ありて回り道するねじれ花 空の高みにあこがれつつも
22
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佐々一竹
嘘をつくことができない生き方で損をしたって気にもとめない
15
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村木美月
たましいを根こそぎ空へ跳ばしたい自分のために生きてゆけない
25
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やひろ
雨行きて 濡れた匂ひが気づかせる あじさゐ色と 同じ夕方
28
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メガネ
からからと祖父の遺せし下駄鳴らし風連れ歩かん春の鎌倉
21
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宮守ふみ
こんなにも遠くとおくに来ちゃったね私の中の子どもがぽつり
1
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雀宮
よもすがら想ひの止まぬどしやぶりは明けて雲間に覗くあをぞら
2
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西村 由佳里
赤色のふうせん空に飛ばしては共に見つめる野球のゆくえ
1
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市川ありさ
好きだったひとの記憶を呼び覚ます斜線のような七月の雨
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