詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
もぢずり
天の青とふ名の朝顔青年の死のごと開き切れずに残暑
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速魚
水音も波紋もつくらぬ沼に石投げ入れるただひとりの夜
44
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紹益
開戦へ 向けた準備が 進む中 復活するのか 金鵄勲章
16
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へし切
過ちは繰り返さぬと慰霊碑の言葉が語る重きを思ふ
30
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あまおう
戦争の 引き金だったと 教科書に 載らないように 頼むぜ!総理。
30
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ながさき
母はまだ 元気で今年 卒寿祝 車イスでも 友と語らう
21
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大獏
腐葉土のにおい消えゆくこの街に家路つらつら秋刀魚が香る
38
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みつむし
葬列を見送りてなお佇めば轍に雨のただ降りしきる
4
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みやこうまし
のど自慢九十八才が歌うたう 特別賞どころか人間国宝
14
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美津村
軒々に風鈴の鳴る旧街道梅雨の晴れ間の風吹き抜ける
28
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へし切
背に負ふ気骨や如何に「巴藤」見ん事咲きて散るも一定
18
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紫苑
うつせみの魂をやどすかあをき露ふりこぼしつつ紫陽花の揺る
19
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あまおう
なによりも 嬉しいことがありそうな 「あなたにうたが届いています。」
18
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あまおう
口許でキュッとくわえた水玉の シュシュが束ねる貴女の本気
36
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速魚
君からの星のブローチ売りとばす 一万円の重さと軽さ
10
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小林道憲
雨だれのしたたる音に聞き入りぬ 命を刻む音のごときも
28
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falcon
紫陽花を詩人は歌う地中海の海の色だとイヴリイ墓地で
9
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falcon
こころ病む子の手をひきて女は行きただみづひきの花ぞ搖れをり
22
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falcon
腰を折り倒れし苗を植え直す農夫のせなに雨ふりやまず
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falcon
朱を染めてざくろ花咲く板塀に「琴教へます」の文字のゆかしき
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