詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
村上 喬
あの夏の浜辺に寝そべる僕たちの幸せ色した過去形二つ
19
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村上 喬
木枯らしに向かいて自転車をこぐ人の小さい声のカントリーロード
41
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あき
こんなもん珍しがって、変なやつ。冷やした月の削り屑だぜ。
20
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おおしまゆきこ
疼くのはとうになくした親不知 白く砕ける波濤をのぞむ
11
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佐倉さぐ
この世をば去らむ一夜の慰みに ドレスコードは黒の盛宴
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ヒナ・ヒナタ
ふるさとへバスで五時間半かけてくらくら幼女に戻りつつある
18
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詠伝
ふと今夜とり残される予感してチャイの生姜を多めにおろす
13
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紫草
自らの吐息の淵におちぬよう歩幅をつめて歩みつつおり
23
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みなま
その森は深くけれども俯瞰出来太陽の塔立てるその森
5
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祐鈴
大衆に迎合している政治家を批判できない。スマホに変えた。
6
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味醂
ぐらぐらとミルク煮えたちやさしさは善行じゃない息くもります
3
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味醂
大きすぎるものは抱きしめられないさ鯨の骨色の君のシャツ
4
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味醂
スカートで自転車つよくこいでいるわたしはずっとわたしのものだ
6
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詠み人知らず
「これ以上来たら撃つぞ」と言うように固くなってる、あなたのかかと
2
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午
フィヨルドの谷に雪降り「青春なんてなかったわ」ムーミンママは
5
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住川幸
どこまでも今日と明日は地続きで焦り孤独と共に暮れゆく
7
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日向猫
生ひ茂る裸子植物の根方にてシーラカンスの蒸し燒きを喰む
24
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ほの香
ペンの色滲んで彼は誰あかつきのひかりと混じり今日が始まる
14
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詠み人知らず
来年も爪がのびるということになにか一言見解をくれ
4
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午
さよならとしにたいのあいだに君がいる髪を切ったね永遠少女
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