芳立さん
のうた一覧
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春ごとのためしと咲くもさくら花なほ幾たびかわれは見るべき
平成二十九年四月四日
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まだ見えぬ春のおぼえにつぼみして雨に震へるけふも去りなむ
平成二十九年三月二十六日
10
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聞けば目に色も見えたり大宮や氷川の杜の花のたよりを
平成二十九年三月二十三日
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それよりは色をひかへよ桃の花こころなき目にとまりもぞする
平成二十九年三月九日
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風ぬるむ川辺に小屋をしつらへて人の心にはや花の咲く
平成二十九年三月八日
12
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いまこそと花をまてどもさきがけの便りと生ゆるくさめくさめよ
平成二十九年二月二十八日
10
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つぼみだに見えねどかすむ月かげにかねて心のうちさわぐころ
平成二十九年二月二十四日
12
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待ちゐればこずゑに鳴るやあづさゆみ春の疾風は吹きわたるかな
平成二十九年二月十七日
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春あさき道をたづねてぬばたまの鴉の群れのしたを駆りゆく
平成二十九年二月十三日
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明星はしのぎ研がるやから風の吠え明かしてもまだあかぬころ
平成二十九年二月十一日
8
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名ばかりの春もいく日か古利根の水面のひかりやはらぐと見ゆ
平成二十九年二月七日
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春立てば氷面こそとけね恋衣ひとへばかりはととのへぞせむ
平成二十九年二月四日
15
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から風はなほ冴えながら大宮の氷川の杜に花のほころぶ
平成二十九年一月二十四日
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いにしへの影のままにや月冴えて音も凍れる秩父路の滝
平成二十九年一月十二日
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寝覚むればみだれの雨の音たえて夜半の底にぞ雪はつむらむ
平成二十九年一月九日
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ふきはらふ蒼き北風背に染めて白さ光れる富士の線かな
平成二十九年一月四日
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松が枝につもれる雪もなよ竹のふしながら見る明けの白梅
平成二十九年一月三日
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冬の雨なにとてふるかふりゆけばただかりそめの恋もなき身に
平成二十八年十二月二十三日
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鷺ばかり冬田に立てり早乙女を恋ふるこころのまだ青き間に
平成二十八年十一月二十三日
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人もまた青ひといろに時雨してくれなゐに黄にわかれ染みゆく
平成二十八年十一月二十二日
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