久哲さん
のうた一覧
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あるだろうあなたが人であるかぎり氷の粒を手ですくうこと
平成二十二年二月八日
4
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線を引く、もしくは引かれた。そう思う。場合に反応しているだけだ
平成二十二年二月九日
4
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ソース味の中からゆらり立ち上がる鰹節だけ鎮める祈り
平成二十二年二月十四日
4
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「祈りならほぼ毎日がそうでしょう色違いならささやきかけて」
平成二十二年三月二日
4
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クマバチのピンボールぎみの飛行すら難なく弾くまあるいおでこ
平成二十二年三月十八日
4
カーンw
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特別に午前三時に出来るとか磨き抜かれたピアノに水面
平成二十二年三月十八日
4
泳げそうじゃない?
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雨、香り孤独なふたり僕たちは千年砂時計の歯車
平成二十三年十一月二十日
4
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生きている地平の際でそれとなく胸いっぱいを装いながら
平成二十三年十一月二十日
4
過去歌 供養
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ドはドーナツのド どげんしても穴の開くのは心ですか
平成二十一年十一月二十一日
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造形の神はおかしい 手のひらに乗せるアイテムだよなハコフグ
平成二十一年十一月二十三日
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雪虫と象の不一致 その他に海峡にだけ降る夢のこと
平成二十一年十一月二十四日
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ねえさんが何も書かない日記帳買いに本屋に走れば師走
平成二十一年十一月二十八日
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ねえちゃん・・・
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ときめいているのがわかる猫の手が来客用の座布団踏んだ
平成二十一年十一月三十日
3
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不在とは落ちた紅葉の病葉の上で動かぬ良く濡れた蜂
平成二十一年十一月三十日
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今宵あう人の涙に触れたくて京都先斗町で見る雪の夢
平成二十一年十二月一日
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よーろぴあんこひいなるものいかにして消化すべきや我の脳は
平成二十一年十二月四日
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貧血で倒れる前のうつくしい前に倣えを覚えています
平成二十一年十二月七日
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図書館へ借りっぱなしのあの本を返しに行きましょうおとうさん
平成二十一年十二月八日
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出来はともかく・・・ 昔は歌人...
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腐れ縁でしたがある種の青春はグインサーガの未完で終わる
平成二十一年十二月十日
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栗本薫様、ご逝去に。
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少しづつ少しづつ海 背後から誰かの轍 少しづつ海
平成二十一年十二月十三日
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ずつ が正解。 づつ も尊重す...
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