falconさん
のうた一覧
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花を看て水を渡りて訪ねしもけふは垣ほに木犀薫る
平成二十九年九月二十六日
14
元歌:尋胡隠君 高啓(中国、明代...
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かよわきを合わせて挑む乾坤の一擲知らずもその意気やよし
平成二十九年九月二十九日
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求同存異が必要な場合も。(日本で...
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高瀬川花のかげなき浅き瀬に桜もみじのなほ色ふかき
平成二十一年九月二十四日
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青春を過ごした京都は、町のいたる...
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くれなひの涙にそむる辻が花かざす扇にうつる月影
平成二十一年十月十七日
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久保田一竹さんが復元された辻が花...
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つみとれど捧ぐ友なき璢璃の花きのふの朝露けふ涙なり
平成二十一年十月二十一日
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「いわて乙女」がたくさん咲いたの...
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くれなゐはもみぢ葉そむる夕時雨おもひぞはてぬふるさとの秋
平成二十一年十月二十九日
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古都の時雨。優しきひとの涙。
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咲き初むる姿うつむく白無垢の花嫁おもふ白樺の下
平成二十一年十二月二十日
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純白のクリスマスローズ「ニガー」...
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枯野ゆく首輪のない犬汝もまた自由なれども姿寂しき
平成二十一年十二月二十六日
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最近は小型の犬があふれていますが...
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せせらぎの波かと見ゆるねこやなぎ大原の里はる浅かりき
平成二十二年二月十五日
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大原を流れる小川の岸辺には、自然...
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枝先にとまる小鳥のかたちして辛夷は白く咲くを待ちをり
平成二十二年三月十五日
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近所の辛夷がもう咲き出しそうで、...
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砂浜に書く文もなくさくら貝ひとつ拾いて旅立ちたる日
平成二十二年三月二十日
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陽もうすき路地にやつれし鉄線の欠けたる鉢は草にとられて
平成二十二年四月八日
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行政の及ばぬ町の片隅。鉄線=クレ...
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惜しまれて路傍に散りくる花たちを笑顏で迎へ璢璃の花咲く
平成二十二年四月七日
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お花見の人たちに踏みつけられても...
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彦星も牛の病に涙してつゆ空はれぬ七夕まつり
平成二十二年七月七日
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牛飼いの彦星には、疫病で処分され...
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ながめつる夕べに曇る世のけしき雨夜ふる身のはてぞかなしき
平成二十二年七月九日
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明日は雨とか。
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夏木立かをる山百合蝉しぐれ僅かに残るふる里の杜
平成二十二年七月二十二日
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宅地化で、幼い日に遊んだ野山が消...
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紺碧の空ゆく雲の真白さをかなしとおもふわれならなくに
平成二十二年八月六日
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黙祷。
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くれなゐの花咲き散りて松の間にひとすじ細きささがにの糸
平成二十二年八月三十一日
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一縷の望み。
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あひみてのあかぬ別れの夕時雨あやなし花の篝火もゆる
平成二十二年九月二十九日
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雨にもめげず、いまが盛り。
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木犀のかをる坂道いくうつり思ひたへせぬ秋の夕暮れ
平成二十二年十月七日
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