きくゑさん
のうた一覧
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青じそを はさんだパンを齧る午後 乾いた風がとてもよく吹く
令和三年七月二十四日
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裏庭でとれた大葉を、なんとなくた...
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たらちねの抱きし脚がまだ温く独り母逝く渦中の弐月
令和三年八月四日
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こんな時世ですから、死に目に会え...
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搖り椅子を奪ひ奪はれ飼ひ猫が 午睡の邪魔を朝より勵む
令和三年八月十日
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ロッキングチェアーの快適さを覚え...
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苔むす古木の柳に見つかりし 青い胡桃を踏んでいたこと
令和三年八月十九日
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通勤途中、その谷に公園があるのは...
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たらちねの母とシンクロ湯に潜り心音だけの孤独な世界
令和三年八月二十一日
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朝湯にて頭をすっかり沈めている...
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凍み氷る遠い星へとこの残暑とどけてとかすカラクリ欲しい
令和三年八月二十七日
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一時涼しく秋めいてからの暑さはと...
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一杯のテイクアウトのコーヒーが怠惰へ沁みて肌あわだてる
令和三年九月十六日
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専門店のコーヒーは申し訳ないぐら...
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融けきれぬ氷砂糖を孕む実の火照る紅玉 初恋のよう
令和三年九月二十一日
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氷砂糖で焼きリンゴを作ってみたの...
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目眩く呼び名たくさん持つ月は百面相に疲れて眠る
令和三年九月二十二日
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たったひとつの大事な衛星 秋は...
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つよい風夜空ふきぬけ澄みわたる哀し庭には落ち葉の喝采
令和三年十月二日
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強風の夕べの空は澄んでいて星がよ...
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なめらかに心のしわをのばすよう無心のアイロン照り戻る麻地
令和三年十月四日
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高温のアイロンは偉大で生地をみ...
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駆け出しの秋に袖口冷やされて七分丈より暇請われし
令和三年十月五日
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首と名の付くところを冷やす勿れと...
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朝冷えの露足絡む芝青く石蕗咲く背伸びする黄色
令和三年十月十四日
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石蕗がいつの間にかに咲いていてい...
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空のひだ曇天の底手繰り寄せ信号待ちで覇気探しけり
令和三年十月十九日
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休暇明けは憂鬱なうえ天気も悪く秋...
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夕焼けに電信柱影ならび黒き糸引く人のいとなみ
令和三年十月二十三日
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電柱と夕焼けの構図はとても良くて...
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北の地の焼鹿肉を噛みしめてコルク砕ける赤葡萄酒かな
令和三年十一月十六日
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行きつけの店につまみの折詰をお願...
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ぬか床を荒らして撫でる冷たさや干椎茸と昆布を埋める
令和三年十二月六日
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ゆるみがでたぬか床に昆布と干しシ...
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年明けて思ひ浮かべしふるさとの日の丸揚がる古き街並み
令和四年一月四日
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静まり返った商店街、まだ提灯の明...
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なわあみの模樣の雲が覆ふ空緩む寒さの今朝はうつろひ
令和四年一月六日
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想像力を掻き立てるような表情の雲...
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とりがなく冬の入道ふくらみて嶺の連なる東岸のそら
令和四年一月二十日
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その方角には山はないのにもくもく...
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