ひよこ豆さん
のうた一覧
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慣れたはずそれでも寂しい夕暮れは5ミリの蜘蛛に愚痴ってもみる
平成三十年七月十七日
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炎天下 元気無くした葉の傍で生き生き輝く小さなトマト
平成三十年七月十八日
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ぼんやりと信号を待つ車窓には曙色へと移り行く空
平成三十年七月十九日
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賑やかな音の後には静寂と淋しさだけが窓辺に残る
平成三十年七月二十九日
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賑やかな音と光で打ち上げ花火終了...
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さんま焼く音を聞きつつ待ちきれず大根おろしで冷酒ひとくち
平成三十年八月二十日
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羽休め川を漂う水鳥にふっと見とれる信号待ちに
平成三十年八月二十二日
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ひとり夜仕事終わりのご褒美にほんのり冷めたコンビニおでん
平成三十年九月十四日
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今週は疲れたから手抜きのコンビニ...
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寂しいと溢してみても一人きり答え返らぬ広いリビング
平成三十年十月五日
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寒そうに道路の端にかたまって道行く車を見上げる落ち葉
平成三十年十一月一日
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いつもより早く目覚める暗い朝温もり探し歌集手に取る
平成三十年十一月二十二日
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梅雨明けの朝の空氣の清々し夕べの泪笑顏にかわる
平成三十年七月十日
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悠然と千歳を生きる大けやき全てを見つめ全て受け入れ
平成三十年七月二十四日
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ざわざわすると、パワーもらいにい...
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街灯にそっと浮かんだ合歓の花 目を閉じた葉を見守るように
平成三十年八月三日
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見上げると街灯に照らされて上の方...
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みやしろの澄んだ手水の冷たさに愚図る昨日が流されてゆく
平成三十年九月二日
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楽しかった週末。また明日から頑張...
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湯に浸かり手足伸ばせば切なげにコオロギ独りなく声聞こゆ
平成三十年九月八日
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一匹だけの虫の声が小さな雨音もあ...
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解放感 ほんのり酔いで少しだけ孤独を歌にはきだしてみる
平成三十年九月十四日
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来春に私は孫を抱けるよとにやけた顔で上の子が告げ
平成三十年十月一日
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来年はとても賑やかな年になりそう...
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窓越しの陽が背に優しい昼休みタイマーかけて猫と微睡む
平成三十年十月十八日
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暖かな窓辺でうとうとするのは至福...
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雨降る夜 濡れた路面の輝きにしるべ隠され焦るハンドル
平成三十年十月二十三日
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雨の降る日の暗い時間帯の運転は、...
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公園の枯れた枝葉に隠された白い紫陽花 可憐に一輪
平成三十年十一月一日
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通り抜けた小さな公園で目にとまり...
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