KENさん
のうた一覧
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薮百舌鳥の哭のみし泣かゆ朝夕に いたもすなべなみ我の声かも
令和五年十二月七日
11
なんとなくの雑感。意味が通らなけ...
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五百年を戦い滅ばぬ星無く と 説きて燃ゆらむ ペテルギウスよ
令和五年十二月五日
12
冬晴れの夜、オリオン座を見上げな...
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枯るる山 透かし彩る虹越しに 今だ見ゆかも 昔の夢を
令和五年十一月二十九日
12
冬枯れの山肌に架かる虹を。
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切れ細むいなりの眼 かき積みし落ち葉に射す陽 まぼる静けさ
令和五年十一月二十五日
12
お稲荷様の祠の前にかき集められた...
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燃ゆといふ言の葉軽く浮かべては 公孫樹見上ぐる平和の有りて
令和五年十一月二十四日
12
イチョウの黄葉を見上げつつ、。
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蒼穹にくしゃみのひとつ白くふく 雲と昇らづ霜と降らづの
令和五年十一月二十一日
12
冬晴れの朝のくしゃみ、。 瞬く...
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しだり尾をなぞる刹那の雨音に凍ゆ肩かも ながながし夜
令和五年十一月十九日
12
今さらながら開く百人一首。第三番...
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小春日に フォルクローレは 舞ひのぼり 蒼に溶くかも 陸奥マチュピチュ
令和五年十一月十六日
8
アンデスの民謡が流れる 安達郡...
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雨の夜半 亡者憑依し 浮き立ちぬ うつつの隅の 小菊白菊
令和五年十一月十一日
9
雨の夜、闇に白く浮く小庭の菊を、...
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朱に燃えて 一葉も残さぬ 夕木立 覚悟語らむ 憂国忌前
令和五年十一月四日
11
夕暮れ、葉を落とした木立を見て、...
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日に焼けし 腕に血脈 もとめたる 針持つ指は 白く細かり
令和五年十一月三日
9
癌の経過観察、血管に針を射す看護...
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風乞ふも 叶はぬままの 風見鷄 入り日追ひつつ 闇に更けゆく
令和五年十一月一日
12
夕暮れ、廃業したお店の屋根の風見...
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時を醸む 麹はありや 旨酒に 木陰に隠る 酒蔵の跡
令和五年十月二十七日
14
造り酒屋跡を、。
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いにしへを 追はれ追はれて ふぢばかま 工業団地の 坂の片隅
令和五年十月十七日
10
山林を切り開いて造られた工業団地...
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その街の 至るところで 羅漢様 秋陽木漏れる ベンチに和む
令和五年十月十一日
9
穏やかな秋の午後、ベンチで和むお...
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穗を刈れば いづこへ行かむ あては有るかと 畦のそほずに 誰が問ふかは
令和五年十月七日
9
田んぼの隅にたたずむ案山子を...
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ジューンブライド 夢遠のくや かむなづき あじさゐ褪せて 渇ぶる朝も
令和五年十月三日
12
10月 褪せた紫陽花を。
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秋の草 刈る人の掌の ふしくれを 思ひつ登る 杜の階
令和五年十月一日
12
MTBツーリング中に立ち寄ったお...
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くさむらに ひそむむ童子が 吾をみつむ 秋風のみち 思ひ出追へば
令和五年九月二十六日
11
子供の頃とは随分と変わってしまっ...
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木隠れに 風と輪舞の 赤き糸 さだめを解くや みずひきの花
令和五年九月十三日
10
小径の奥のミズヒキの群れを見てな...
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