コタローさん
のうた一覧
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秋暑し子等も居らざる公園のジャングルジムを蜻蛉が飛びぬ
令和元年九月十日
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蜻蛉。
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道端の古く小さき野佛に誰かが供へた花が咲きけり
令和元年十月六日
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野仏。
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明けの空鳥は鳴きつつ飛んでゆく眠れる街の遙か上空
令和元年十月六日
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鳥。
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滿開の花にメジロは醉ひしれて小さき身體でダンスを踊る
令和二年三月二十六日
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電話では喧嘩の絶えぬ母なれど家に歸れば御馳走の山
平成二十九年五月十五日
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航海を前に失くした羅針盤荒波流れ何處へ行くのか
平成二十九年六月十五日
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花を愛で歌を詠めたるこの日々は特攻隊の泪の遺品
平成二十九年六月十七日
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歌を詠めるのも、日本が平和である...
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戰爭やテロや差別や貧困に聖母マリアは泪を流す
平成二十九年六月二十日
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世の中が平和になりますように。
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一人居の來客ありてその後の別るる戸口や殘る座蒲團
平成二十九年六月二十二日
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空前の將棋ブームを卷き起こし十四歳は負けて伸び行く
平成二十九年七月三日
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藤井四段夢を有難う。
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雨降りの田より湧きたる蛙の子ぴよこぴよこ跳ねていと可愛いらし
平成二十九年七月二十五日
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蛙の子がぴょこぴょこ跳ねていまし...
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捨てる物捨てらざりし物に分け整理してたら思ひ出溢れ
平成二十九年八月一日
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ゴミ屋敷にならないように頑張りま...
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蝙蝠が自在に舞ひて月が出る祭囃子が遠くで聞ゆ
平成二十九年八月五日
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祭囃子。
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いろいろと文句も多き母なれど文句も聞けぬ人も多かり
平成二十九年八月十二日
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家。
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歸省してのんびり過ごすひと時は明日の仕事へ向かふ充電
平成二十九年八月十二日
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帰省。
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秋暑し川の流れのそれぞれの石の上にはそれぞれの龜
平成二十九年九月十四日
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亀。
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爽やかな秋の空氣を吸ひながら犬の散歩と走る人々
平成二十九年九月二十九日
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秋。
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秋晴の上野公園幼子が忍者姿で刀を振りぬ
平成二十九年十月二日
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伊賀上野へ遊びに行きました。日和...
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嚴しくも分別ありし團塊の世代の如く我も生きたし
平成二十九年十月六日
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団塊の世代其の二。
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涼しさに朝の散歩を樂しめば知らない人が「おはやう」くれる
平成二十九年十月六日
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朝の散歩。
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