ななかまどさん
のうた一覧
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少しづつ形を変える雲のごとわれ追いかける歌の影あり
令和二年十二月十二日
10
改めて過去の駄作を見てみると ...
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目が放つことばは誠かたりたり顔半分をマスク覆えど
令和二年十二月十五日
10
顔半分を意識しないで目を見て話す...
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憧れの百科事典はさびしくも壁の飾りとなりて玉無し
令和二年十二月二十二日
10
四十年前の話しで恐縮ですが、百科...
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コロナにも始まりあれば終わりあり夜の奥から登る太陽
令和三年一月七日
10
緊急事態きょう決定のようですが ...
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夢だけは捨てていません吹雪いても梅の若枝の春まつ莟
令和三年一月二十三日
10
梅の莟が少しづつ膨らんで、少しづ...
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測られし間隔に立つレジのまえ忍の一心順番を待つ
令和三年一月二十九日
10
週末のせいかレジは長い列です。 ...
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田の株を冬に残して立春は田面ひろく雪おおう朝
令和三年二月三日
10
今日は「立春」ですが雪の降る一日...
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一両の走る気動車親しくてゆすり揺られておおどかに行く
令和三年二月十三日
10
単線非電化のローカル線に乗りまし...
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窓ぎわに置けばたちまちめこめこと芽を出しそうなヒヤシンスかな
令和三年二月二十日
10
ヒヤシンスの水耕栽培を妻が始めま...
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身近なる使えそうでも使わないものの一つにゆで卵の湯
令和三年二月二十七日
10
台所の引き出しに食パンを留める「...
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疫病の退散あれば声高に春の坂道駆けたきものを
令和三年三月四日
10
命と暮らしのためには 仕方がな...
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雪もまた注ぐ光を好むのか輝き満ちる春の里山
令和三年三月九日
10
残雪が残る山あいを車で通りました...
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原発を持つゆえ悲し福の島地震かこちて廃炉の塔は
令和三年三月十四日
10
脚光を浴びた原子炉塔が地震と津波...
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放したる言葉が一人歩きをすクロッカスの黄ひと日が終わる
令和三年三月十五日
10
話したことが曲解され膨らんで戻っ...
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春彼岸客の帰りて一人居にフランスパンの穴もまた良し
令和三年三月十九日
10
ちょっと遅めの昼食は フラ...
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春風のなかを歩めりゆくえなき温みつつみて冬は遠山
令和三年三月二十日
10
未だ白い雪をいただいた山々を見な...
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白鳥が北へと飛んで冬眠の蛙が鳴けば春は揚々
令和三年三月三十日
10
去るもの起きるもの。 春の...
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ツリーより見下ろす街は原発の灯を頼らずに今宵かがやく
令和三年四月七日
10
へし切さまの「福島」によせて ...
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帰りゆく蜂に一言あるらしく不機嫌顔のラッパスイセン
令和三年四月二十五日
10
二輪咲いている「ラッパスイセン」...
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変異して感染力増すウィルスにブラックホールとう比喩を思えり
令和三年四月二十九日
10
変異があるウィルスは日本でも広が...
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