みろくさん
のうた一覧
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生きたまま君に寝首を掻かれた薔薇は死んでることにまだ気付いてない
平成二十九年四月三日
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挿し木から手間をかけて咲かせたの...
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酒屋からセブンになっておばちゃんは キレイになった 無口になった
平成二十九年十月二日
18
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降り立ったホームの風が祝福でありますようにと銀の匙見る
平成二十九年四月六日
17
上京、入学式、入社式 がんばれみ...
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麻はしゃり レーヨンてろん ナイロンつるん 木綿の君は絹を夢みて
平成二十九年四月七日
17
布ごとの擬態語があるのがとても面...
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十七の桜は揺れる髪飾り肌にも咲いて残るも知らず
平成二十九年四月十日
17
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黄昏の人波引きゆく校庭でハードルを越ゆ 風神みたいだ
平成二十九年三月三十一日
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風神雷神図の風神のようで
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島の西 秘密の場所に連れて行く 君に夕日を沈めてみせる
平成二十九年九月十六日
16
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赤白黄 オシロイバナのパラシュート 路地に描かれた線路彩る
平成二十九年九月十八日
16
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アイコンが芋焼酎の一升瓶 あの日の酒を覚えていたのか
平成二十九年十月七日
16
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幼子の柔き踵の地団駄で花瓶の花の散り落つを知る
平成二十九年八月二十九日
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子のいらだちの原因が毎日見ていた...
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体型でドラムにされた少年の部屋から響く速弾きギター
平成二十九年九月七日
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ドラムって音や楽器の入手方法の問...
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身を捩りあくびしたあと乳の匂い 名無しの君を名前で呼んだ日
平成二十九年四月二十二日
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微塵の打算も見返りも求めず他人の...
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もう習う事も叶わぬ本畳み母の浴衣は袖畳みのまま
平成二十九年九月十五日
12
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夕空のジャングルジムのてっぺんに 花を飾った 母が笑った
平成二十九年九月二十三日
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満月をジャングルジムに閉じ込めることなど簡単 七つの背丈
平成二十九年十月五日
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息切らし漫画を返しに来た彼の席が空いてた九月一日
平成二十九年八月十四日
11
小学校で六回転校したので、きっと...
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掬っては光って消えるうみほたる 二人で最後の海をしている
平成二十九年八月二十日
11
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風じゃない、海や空でもなく君の手紙の色とするラムネ色
平成二十九年九月二十七日
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ライオンを見送り父が僕に言う「さあ、いこか」って やれやれまたか
平成二十九年九月六日
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ある日空き地に突然現れるテント小...
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「へたくそね」肩まで浴衣をまくる君 三匹目からは袖も泳いで
平成二十九年九月二十八日
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