滝川昌之さん
のうた一覧
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冬紅葉 嵐が掃い 玉手箱 開けたみたいだ 雑木林は
令和三年十二月一日
10
こんばんは。 推敲前は『冬...
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星空が綺麗に観えて凍てつけば入浴剤など買って帰ろう
令和三年十一月三十日
11
こんばんは。 寒くなりまし...
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巻き上げるレジ袋減り木枯らしはポイ捨てマスクを次と憂うや
令和三年十一月二十八日
10
こんばんは。 『木枯らし』...
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良く晴れて下弦の月は一人きり雲なき冬の昼持て余す
令和三年十一月二十七日
11
こんばんは。 昨日から、夜...
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肉まんに食感だけの筍が五ミリ角にて示す存在
令和三年十一月二十六日
11
こんばんは。 ローソンの『...
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朝もやの立つ山並に点在し車窓から狩る紅葉の清し
令和三年十一月二十三日
13
こんばんは。 休日でしたが...
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冬ざれの 田畑癒すか 小ぬか雨 鎮魂とばかり 土に滲み入る
令和三年十一月二十二日
11
こんばんは。 朝から雨が降...
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向寒を嘆き高啼く鳥を避け家路を辿る靴音速く
令和三年十一月十三日
16
こんばんは。 後輩の同僚か...
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蒼天と補色で競う紅葉と澄んだ空気にどちらも引かず
令和三年十一月十日
18
こんばんは。 『補色』は『...
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薄暗い五時に舞い来る朝刊が背筋を冷やし立冬を告ぐ
令和三年十一月七日
20
こんばんは。 午前五時は今...
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凪ぐ秋や 夏に生まれた海鳥はやがて凍てつく季節(とき)に気づけず
令和三年十一月六日
17
こんばんは。 所用があり、...
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柿枝に「鳥さんどうぞ」の札を下げ話し相手を待つ老夫婦
令和三年十一月三日
17
こんばんは。 ご近所さんの...
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発芽する落穂のごとき切なさよ双葉で止まる寒き朝顔
令和三年十一月一日
16
こんばんは。 支柱ごと蔓を...
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巣篭もりの日々のドングリ集め終え山栗鼠たちは早や夢心地
令和三年十月二十七日
18
こんばんは。 リスは冬眠する種...
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遠まわり散歩日和と張り切れば肉まん一つの胃袋が空く
令和三年十月二十四日
11
こんばんは。 朝は少し冷え...
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柔らかき女神のような秋の陽に頬染めてゆく野の山の木々
令和三年十月十日
17
こんばんは。 開催を告げる...
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群れだした野の鳥見ては人肌も恋しと鍋の食材を選る
令和三年十月八日
15
こんばんは。 こちらは昨夜...
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蟷螂は食の始末と刃を舐める翅と足だけコオロギ残し
令和三年十月七日
16
こんばんは。 秋の野の食物...
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そう多分 次の野分が 夏色を すべて消し去る 低い空ごと
令和三年九月二十九日
19
こんばんは。 結句の『低い...
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秋桜は棒高跳びの棒のごと留まればしなる蝶を揺らして
令和三年九月二十七日
18
こんばんは。 つがいの『シ...
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