鈴木たとえばさん
のうた一覧
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百合みだるる螺旋階段上りゆく我という愛を逃れるために
平成二十八年八月二十七日
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夕暮れのメタセコイアの樹皮撫でる死ぬことに手を抜かずにいたい
平成二十八年九月十一日
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浴槽に手足を折って浸かるときゴシック体のごとき我かも
平成二十八年八月十日
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ふと君がエゴン・シーレの貌をして接吻ほど遠い歩道橋
平成二十八年八月十日
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真夜起きてやつれたる左手の在り死の真しろさに筋の浮きくる
平成二十八年八月十二日
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小説を書き出すように歩き出す雨後の堤に光が射して
平成二十八年八月十五日
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ふつくらと雨の氣配を束ねつつ白きカーテン、卒塔婆の細さ
平成二十八年八月十八日
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君と見しキャンプファイヤー 脹らみて金閣燒きしほどの空間
平成二十八年八月十九日
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今をただ怠惰に揺れる鈍行に夏の終わりは未だに夏で
平成二十八年八月二十一日
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意図的に選択されるモノクロが君にもありて真冬の切手
平成二十八年八月二十二日
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無人駅、電車ゆっくり入り来て鉄の花から綻びはじむ
平成二十八年八月二十六日
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空だけが見える心が欲しいとき瞳孔という暗き縁取り
平成二十八年八月二十七日
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親友が恋人を得し水際が夜という喪を纏いて静か
平成二十八年八月二十八日
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テリーヌのトマトを浅く噛む時に遠い小川のようなあなただ
平成二十八年九月三日
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沈黙の後のわれらが在ることを パフェの底に澱む液体
平成二十八年九月十日
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清らかなものに触れたい空以外すべて滅んだ東京などの
平成二十八年九月十一日
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死ののちも耳朶やはし花冷えに花しんしんと舞ひつづけたり
平成二十八年九月二十九日
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花冷えをゆけ 失戀の親友にくれてやりたき靜謐がある
平成二十八年八月九日
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ようかんに刃を入れるごとドアを押し梅雨の初めの冷たさが来る
平成二十八年八月九日
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ひょっとして誰かが植えた殺意かと君のとなりの百合をちぎりぬ
平成二十八年八月九日
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