さえねさん
のうた一覧
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ぼくよりも紙ヒコーキつくるのうまかったあの子のなまえ 思い出せない
平成二十七年七月二日
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抱かないときめたあなたは美しい声で音読するひとだった
平成二十七年七月二日
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さくら そら フルート しずく 草 いのち 君よりきれいなものなんてない
平成二十七年七月二日
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生きてあり 息してをりと気付く夜 やはりラ変は動詞であった
平成二十七年六月二十六日
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ラ変動詞は動きを表わしていないの...
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雨音は いつも僕らのあやまちを隠すふりして際立たせるの
平成二十七年六月二十三日
39
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吸わないの知っていたから窓あけて雨が降ってることに気づいた
平成二十七年六月二十三日
3
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喫煙の女と泊まる夜だけは喫煙ルームに予約をいれる
平成二十七年六月二十三日
2
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まだ水を吸わぬタオルを出しながら今夜初めて男を泊める
平成二十七年六月二十三日
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八階の風をふたりで浴びながら馬鹿な話もした遠い夏
平成二十七年六月二十二日
13
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過ぎ去りし春の墓守 一枚の花こびりつくビニール傘よ
平成二十七年六月二十二日
6
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久々の雨の傘より散る花よおまえあの夜憶えているか
平成二十七年六月二十二日
3
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夜深し 窓はひらいたままにしてはつ夏の香を焚きにけるかも
平成二十七年五月二十二日
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みながねむり 今日が昨日に変わるころ 野分も役目終えているらむ
平成二十七年五月二十二日
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仏蘭西の文学語る少女なら三本までは吸わせてあげる
平成二十七年五月七日
3
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春なれど凍つる雨ふる朝の森 枯れた松葉を踏む赤いくつ
平成二十七年四月八日
4
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約束の公園だから 君を待つ この夜桜の散り果てるまで
平成二十七年三月二十八日
3
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すこしだけ冷たい風のせいにして君抱き寄せた夜の公園
平成二十七年三月二十八日
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フローズンベリーのパフェを食べた夏 少しいちごが苦手だったね
平成二十七年三月二十五日
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ぴかぴかのサックスブルーの自転車に乗れば彩花は風になれます
平成二十七年三月二十四日
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石見れば石に花咲く春萌えや かそけき風の吹く坂道よ
平成二十七年三月十七日
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