岩崎純一(純星)さん
のうた一覧
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雪とけて梅の梢をかすめつつにほひに沁める庭の池水
平成二十三年十二月五日
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若草のみどり一つは新室の窓よりのちの花ぞたのむる
平成二十三年十二月五日
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梢吹く風は尾の上に分かれつつ花にこもれる筑波山越え
平成二十三年十二月七日
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みどりなる水に袂をひたしつつうつる若葉の木々の夏の香
平成二十三年十二月十三日
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逃れあへぬ賀茂の斎のうきねにてあふひわびしく祭るはの色
平成二十三年十二月十三日
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うたた寝や夢のくゆれる蚊遣火のむかし夏陰下けぶるかな
平成二十三年十二月十三日
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春やきてよよを重ねし花の影夏はひとへに裾をひくかな
平成二十三年十二月十六日
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帚木の雨夜今はの常夏に残るしづくの夕顔の影
平成二十三年十二月十六日
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晴れ晴れとひねもすあつき上の空ににほひすずしき夕立の雲
平成二十三年十二月十六日
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数見えず梢をかるる落ち葉舟高瀬いづこに朽ちや果てなん
平成二十三年十二月二十九日
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風薫り朧さやかのよそに照る光も今はなつかしき色
平成二十三年十二月十七日
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鶉鳴く年ふる里の夕暮れに吹き敷く床の秋の下風
平成二十三年十二月十七日
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旅枕経ぬる幾夜のさびしさは袖の時雨の鴫の羽掻き
平成二十三年十二月二十七日
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夕月や鴎の影もうつりつつ秋の浜辺の潮入の池
平成二十三年十二月二十七日
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深山木に宿る時雨の蔦もみぢ袂の色の人にまがひて
平成二十三年十二月二十八日
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なほ秋の嵐山科柞原いづこの川も色に出でたり
平成二十三年十二月二十八日
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白露と菊唐草の命とはなほからくして乱り織るらし
平成二十三年十二月二十八日
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散りわびぬうつろふ花の残る色ににほふ袂の面影の果て
平成二十三年八月二十一日
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自分のサイトで開催した歌合での歌...
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つつみあへず衣の下行く水にほひ上毛にうつる花の濡れ色
平成二十三年八月二十三日
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自分のサイトで開催した歌合での歌...
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衿の色袖のにほひも身をかれて霜の日数に朽ちし雛形
平成二十三年八月二十三日
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