灰色猫さん
のうた一覧
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もう何が何やらみんな茂ってる何が何やらみんな咲いてる
令和四年八月十五日
10
うるとらぱくり作品。 ...
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太陽に噛みつくように輝きて真っ赤に吼えろブーゲンビリア
令和四年八月十二日
11
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粉糖が降りゆくたびに降るたびに銀世界となるドーナツを食む
令和四年八月十二日
4
むずかしい・・・。
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渡世として桃に名前を授けゆく仏が愛でるものであるゆえ
令和四年八月十一日
7
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幾たびも人魚を見たと海女がいう海がきれいな証なのだと
令和四年八月十一日
5
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粉砂糖ふりゆくたびに降るたびにドーナツたちが銀世界となる
令和四年八月十一日
4
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光とはなんであるかもわからずにいのちに似せた星座をつくる
令和四年八月十一日
6
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美しくなる水であるなど知らぬまま泉で冷やす化粧水の瓶
令和四年八月十一日
4
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ひまわりをしかと寝かせて置く人が夏と秋とを分断しゆく
令和四年八月十日
7
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我が指がつぎつぎ生ゆるどくだみの庭に敗るる夏を生きおり
令和四年八月九日
10
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短夜にぽつりと落ちる散り菊が私の夏に別れを告げる
令和四年八月九日
9
コロナ禍で未だ中止が多い花火大会...
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釣具屋の麦わら帽が渓谷の山女魚と葉月の恋に落ちゆく
令和四年八月八日
10
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南から風が吹くから楽園は必ずあると海を眺める
令和四年八月七日
10
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殺すという言葉を使ったその時に誰も殺せぬ気高さを知る
令和四年八月七日
6
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明日にはと祈りが叶う日が来ますあなたも誰かの神様だから
令和四年八月六日
6
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桃色のいそぎんちゃくがふわふわとぺっとぼとるをひとつ匿う
令和四年八月五日
8
題詠2003ちょこっと助走開...
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きらきらがきらきらしてるおかげです眩しくもない人も眩しい
令和四年八月五日
8
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まぶたへと窓を取りつけひらいたら向こうは冬が明けたようです
令和四年八月五日
6
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焼ける肌うっすら染みが浮かびおりなお焼けてゆく人であるから
令和四年八月四日
9
人は体毛を捨て進化の淘汰を逃れた...
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身の丈に合わせて生きるスピードがわからないまま駆ける夏です
令和四年八月四日
10
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