半格斎さん
のうた一覧
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家の邊の胡桃の根明けはひろがりて春はひそかに忍び寄るらし
平成二十三年四月一日
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根明け;木の周りから雪が解けてゆ...
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薄衣をはがすがごとく春雨や名殘りの雪を融かし集めむ
平成二十三年三月三十日
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昇る陽や枯れ枝の雪花はかがよひて山は吉野の櫻千本
平成二十三年三月二十五日
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美しいには違いないんですが、そろ...
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まだ降るや寒さのこりて彼岸明け春は名のみの雪の重さよ
平成二十三年三月二十四日
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きょうは彼岸明けの日。ぬれ雪があ...
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荒田にも春來るらし畔肩に雪を分けてやふきのとうかな
平成二十三年三月二十二日
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あかときの雲居をふちどる朱の色はやがて雪降る天の印か
平成二十三年三月十一日
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見事な朝焼けが見られましたが、こ...
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三寒と四温がはりあふ梅見月きょうの名のりは寒のほうなり
平成二十三年三月八日
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ゆき解けの瀬音さわがし陽だまりに毛並みととのへ猫柳かな
平成二十三年三月八日
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春や來ば璢璃の水面に野の薔薇のあはせ撓りて芽ぐむなるなり
平成二十三年三月七日
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十和田湖の西のほうは観光客も少な...
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遠山に染井吉野はとくるまで雪つむ木々は今さかりなり
平成二十三年三月二日
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朝方降った雪が遠き山の雑木の枝に...
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いわがねをおほふ氷柱は春の陽にとくるしづくの集む奧入瀬
平成二十三年三月一日
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雪と氷の世界に、わずかにさすは弱...
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ありあけの月の薄さに空の青 すけて見えてや白神のみね
平成二十三年二月二十三日
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消えかかった月を9時ごろ見たもの...
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ぬばたまの凍れる闇に篠笛の音色たゆとう浮き舟の月
平成二十三年二月十四日
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篠笛の音は、-10度の夜にあって...
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弱よわし陽だまり消して吹き乱る雪よいささかおだやかにあれ
平成二十三年二月七日
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息巻いて吹きすさぶあなただって、...
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ゆき積みし柿の小枝の鴉にもささめの雪は降りかかるなり
平成二十三年一月二十九日
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何を食べてるんだろうね?
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あるものと云へば深山に吹く風と吹雪とともに鈍色のくも
平成二十三年一月二十八日
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降り積もる雪の深さにいとどます春待つ思ひのつのる夕べや
平成二十三年一月二十八日
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朝もやは雪野ヶ原にたちこめし固まるさびさの色や見えずも
平成二十三年一月二十七日
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この冬一番の寒さかな?痛いッ!!
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弓月やひかりはしじまの闇溶かし薄積む雪の柔らかきかな
平成二十三年一月十一日
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ふきのとう淡雪の下に息づけばつぼみ固きにただ春を待つ
平成二十二年十二月二十日
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春を焦がれて待っているのは、人だ...
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