半格斎さん
のうた一覧
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松ヶ枝に吹く風さぶし冬枯れの砂嘴の小道や天の橋立
平成二十二年十一月六日
19
カミさんと知り合った頃、デートコ...
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飛び渡る木々には實も絶え葉も落ちて百舌は一聲殘してさりぬ
平成二十二年十一月六日
12
本日は快晴なり。小春日のすがすが...
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つゆしものおりてぞ朝開の寒かりて山は未だに錦織りしも
平成二十二年十一月五日
14
一段と寒さがつのります。
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いかずちは闇を葬り猛々し出雲より帰し神のおふれや
平成二十二年十一月三日
13
今朝方の雷は半端なものではなかっ...
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雲開けて光の筋の降りそそぐ大地のきらめき神々と覚ゆ
平成二十二年十一月二日
18
ぽっかりとあいた雲間から差し込む...
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今は未だ長月なりと月見れば姿かくして濃墨の雲
平成二十二年十月三十日
14
本日10月30日は 旧暦では ...
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山脈に雪のいだくを見初むればふるへる寒さやいやまさるなり
平成二十二年十月二十八日
21
そっと白粉でもまぶしたかのような...
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風吼えてゆるやかに老ゐる木々の葉に引導渡しの音はふくらむ
平成二十二年十月二十六日
18
無常といいますか、もう少しだけそ...
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風にのり、みぞれは柞の色けしていとかなしきは長月の原
平成二十二年十月二十六日
11
柞=里山の雑木のたぐいのこととか...
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時雨ともすすき梅雨とも云ふ雨の冷たさましてや秋は暮れゆく
平成二十二年十月二十二日
17
日一日と、冬に向かっているようで...
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いろづきて意思を忍ばせ行くさきを空に向けてや蔦うるしかな
平成二十二年十月二十二日
12
負けてはいられませんなぁ。
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行く秋を惜しむかのごと蟲の音やあはれなるかな長月の夜
平成二十二年十月二十一日
16
いやはや、彼らもがんばっています...
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朝けにや玉なす露のはかなくもおきてののちぞ消え増さりける
平成二十二年十月二十一日
9
なんとなく庭の草花を見ていたら・...
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滝の上の道のはづれに湧く水は人なき今もかはらずにあり
平成二十二年十月十八日
15
奥羽山脈より湧きゐづる水、これぞ...
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岩をうつ水おと猛し七滝に秋はわづかに殘りありなむ
平成二十二年十月十八日
13
七滝=滝の名前です。
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蔦紅葉時雨に濡れてや色まして秋の深山の夕間暮れかな
平成二十二年十月十五日
26
我が家のまわりそのものが深山幽谷...
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秋たけて八幡平の時雨雲しづかに紅葉を千入染めゆく
平成二十二年十月十五日
7
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影法師ひごとに長くなりゆきて秋の日ざしは傾ゐてゆく
平成二十二年十月十四日
6
いつのまにか・・さっき気がつきま...
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みそ汁となりし茸はきみの手にかかりて旨し秋の惠みよ
平成二十二年十月十三日
14
秋ならでは・・・・です。
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足もとに浸み出でながる水ありて冷たさ増してや冴えの色にぞ
平成二十二年十月十三日
6
気温の変化とともに、心なしか水の...
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