舞 さん
のうた一覧
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割り算で余った数を引いてくような未来と呼ぶか余生と呼ぶか
令和元年五月十八日
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真白なる時耐えてこそ北の国花咲き色の溢れくる街
令和元年五月十七日
7
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ほの白し茶の湯気さえも輝やかせ新珠の陽の生まれ来る朝
令和元年五月十六日
5
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木の陰に生く野の花の逞しく身をよじりつつ陽にむかい咲く
令和元年五月十四日
8
そこでしか 生きる場所なき 野の...
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にたような傷を抱えた男のこやと背をならべ呑む酒場片隅
令和元年五月十三日
3
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さつき晴れ北の街にも色咲けど淋しさまさるリラ冷えの夜
令和元年五月十二日
10
ライラックLilac。フランス語...
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颯爽と女子高生のスカートの裾ひるがえし若あゆの風
令和元年五月十一日
2
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憎たらし口きく妻も吾れ逝かばいかにか過ごす独りねの夜
令和元年五月十日
10
順当に 吾れ先逝かば この妻め ...
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色里の名残の街の蘭灯に浮かぶおんなの影も紅
令和元年五月七日
12
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遠い日の少年の見た空は無く夕日に歩むモノクロの街
令和元年五月五日
13
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手繋いだカップルの後老いひとらまた違うアイささえ相いつつ
令和元年五月四日
8
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うしろ姿のしぐれてゆくか 雨でなく雪にもなれずほどろほどろと
令和元年五月三日
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種田山頭火でお仕舞いです。
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朝顔に釣瓶取られてもらい水 いただき飲める花の甘露と
令和元年五月三日
5
加賀千代女
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咳してもひとり 木霊も無くて
令和元年五月三日
4
尾崎放哉ですね
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駆け抜ける子供らの背を掴もうと伸ばした手には時のぬけがら
令和元年五月三日
12
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痩せ蛙負けるな一茶ここにあり 老いゆくのみの枯木身ひとつ
令和元年五月二日
5
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古池や蛙飛び込む水の音 五月雨濡らす花を揺らして
令和元年五月二日
5
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なにとなくこ慣れぬままに昭和から平成の御世新た令和へ
令和元年五月二日
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ようやくと 馴染める頃の 平成も...
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夢たちを食べ散らかして残る影集めて紡ぐ道は黄昏
平成三十一年四月三十日
10
気がつけば 夢食べつくし 残され...
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吾が内に時経てもなを頑なに変かわぬもののあるぞ哀しく
平成三十一年四月二十九日
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